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【プロ野球】

岩隈、巨人と1年5000万円 背番号21「松坂と投げ合いたい」

2018年12月20日 紙面から

巨人の入団会見で、原監督(左)とグータッチを交わす岩隈=東京都千代田区で(いずれも北田美和子撮影)

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 米大リーグのマリナーズを自由契約となった岩隈久志投手(37)が19日、中日・松坂大輔投手(38)との投げ合いを熱望した。巨人と正式契約を結び、東京都内のホテルで会見。年俸5000万円の1年契約、背番号は近鉄、楽天時代と同じ21に決まった。

 8年ぶりに戻る日本球界。視線の先には竜のレジェンド右腕がいた。日米両球界をまたにかけての通算170勝のキャリア、さらに右肩手術という経験も同じ。何かと境遇が重なる松坂だ。

 「ライバルとしての意識が高かったです。パ・リーグで、そしてメジャーで一緒にやらせてもらって、来季はセ・リーグ。投げ合えると思ったら、すごくうれしいです」

 2016年7月16日のアストロズ戦の白星でメジャー通算57勝。米国での松坂の勝利数を上回り「松坂さんの背中を追い掛けてここまでできたようなもの」とコメントしている。

 巨人を選んだ背景には、会見にも同席した原監督の存在があった。09年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いた指揮官とスターター。「(電話で)『優勝するために一緒に戦おう』と真心のこもったお言葉を頂きました。熱い思いに応えたい。まだまだできる自信があります」と恩返しを誓った。

 原監督からは「私にとってクマさん(岩隈)は印象に残る選手の1人。メジャーリーグが第2の人生であるなら、ジャイアンツでは第3の人生。大いに羽ばたいてほしい」と期待をかけられた。

 巨人にとってはオリックスを自由契約になった中島に続く、第2回WBC戦士の獲得。同じく日の丸戦士の阿部や亀井もいる。世界一指揮官が率い、同大会MVPの松坂を倒す。 (川本光憲)

(金額は推定)

背番号「21」を披露する岩隈(右)

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