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【ドラニュース】

清水、2年目の飛躍へ学ぶ 吉見の思考 トレ方法 目標へのアプローチ

2018年12月20日 紙面から

吉見(後方)とトレーニングに励む清水(伊藤遼撮影)

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 吉見塾、特別開校!! 中日・吉見一起投手(34)が19日、大阪府吹田市で自主トレを公開した。百戦錬磨の右腕は自主トレに参加する後輩たちに自主的な思考を促すように接する考えであることを明かした。2日間の体験入門を志願した清水達也投手(19)は先輩右腕の言葉と練習への姿勢で、年明けの自主トレへの意欲を燃やした。

 ヒントはあげるが、答えは自分で探すこと。それが吉見塾のスタイルだ。「一緒にやって球が速くなるわけじゃない。それよりも考え方の部分で感じてもらえることがあればと思います」。吉見は後輩とともに自主トレを行う意図を説明した。

 体験入門を志願した清水にはウエアだけを持ってこさせた。今回はキャッチボールなどの技術練習はせず、技術を積み上げる土台づくりに集中させた。「トレーニングも合う、合わないがあるかもしれない。引き出しにしてくれればいい」。あくまで1つの選択肢。助言する際も「俺は○○と思う」「○○って考え方もある」と決して押しつけることはなかった。

 開校はわずか2日間。だが清水にとっては格別な時間だった。「充実してました。トレーニングも考え方も知れてよかったと思うことがたくさんありました」

 来季、2年目となる右腕が指摘されるのは上半身と下半身の連動。「股関節が大事とは言われますけど、何をしていいのか分からなかった。今回のトレーニングはヒントになると思います」

 さらに痛感したのが体力の違い。メディシンボールを使ったトレーニングで、清水が2キロのボールを使っていたのに対し、吉見は4キロ。「僕より重いボールなのに素早く、きれいな姿勢だった。体全体の強さが違った。次は同じ負荷でもついていけるように」と21日の帰省後も同様のトレーニングを継続する予定だ。そして最も印象に残ったのが先輩の思考回路。「目標を定めて、達成に向けてどうアプローチするのかを考えていた」。練習1つとっても実際の試合にいかに生かせるかを考える。その姿勢を目に焼き付けた。

 

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