【大リーグ】大谷、先輩・雄星との対戦熱望 復帰はあくまで開幕戦2018年12月19日 紙面から
エンゼルスの大谷翔平選手(24)が18日、東京・日本橋三越本店で行われた東京写真記者協会(新聞、通信など33社が加盟)が主催する「2018年報道写真展」のオープニングセレモニーに出席。打者に専念する来季は、西武からメジャー移籍を目指している花巻東高の先輩・菊池雄星投手(27)との対戦を熱望。10月1日に右肘靱帯(じんたい)再建手術を受けた影響で復帰は5月と予想される中、あくまで開幕戦に照準を合わせていく姿勢を明かした。 写真展でメジャー初本塁打後のサイレントトリートメントの写真を眺め「いつ見てもいい。楽しかった」と笑顔を見せた大谷。投打の二刀流で日米を沸かせた1年目を終え、来季への新たなモチベーションが生まれた。同窓対決の実現だ。 移籍を目指して渡米中の菊池について「連絡は取っていない。(球団選びに)お忙しい時期なので集中してチームを決めてもらいたい」と配慮しながらも、対戦への思いは隠しきれなかった。「先生(佐々木洋監督)がすごく楽しみにしている。同じ高校でなかなかメジャーリーグで対戦するというのもないと思いますし、見せたいというのは当然ある」と目を輝かせた。 4月には投手としてのリハビリを再開するプランを立てているが、シーズン終盤の投手復帰は「ない」と断言する。打者一本で勝負する来季。「1年間、毎試合安定して出られれば、(菊池登板時の)打席に立つ機会がある」。オースマス監督は開幕出場へ慎重な姿勢を見せているが、大谷自身はあくまでも「最短を目指して頑張る」とあきらめてない。 現在は東京都内のジムで下半身中心のウエートトレと、ランニングに励む。1月には素振りを再開する計画だ。日本ハム時代、菊池に対しては通算5打数2安打3三振。結果的に同僚になる可能性はあるが、メジャーでも尊敬の念を抱く先輩攻略が目標だ。 (水足丈夫)
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