「第43回報知映画賞」表彰式が18日、東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京で開催され、「モリのいる場所」「万引き家族」などで助演女優賞に輝いた樹木希林さんに代わり、娘でエッセイスト、女優の内田也哉子(42)が登壇した。
樹木さんが9月15日に75歳で亡くなってから3カ月。也哉子は「母の声が聞こえたら夢で会えたらと思っているのに、これっぽっちも出てこない」と寂しげに苦笑、「母の最後のひとときに、この3作品に出会えたことに感謝します」と一礼した。「母の『俳優の仕事は生きるためになりわいにしているの』という言葉を思い出します。どこかで『死人に賞をあげるなんて物好きね。で、賞金いくら?』なんて憎まれ口をたたいているかもしれません。映画関係者の方々、あまのじゃくだった母につきあって下さり心からお礼申し上げます」と話した。