朝鮮日報

釜山港でコカイン64キロ摘発、開港以来最多

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 釜山北部税関と釜山地検は17日、釜山北港で陸揚げされ、釜山新港に輸送されることになっていたコンテナから時価1900億ウォン(約190億円)相当のコカイン63.88キログラムを15日に発見したと発表した。1876年に釜山港が開港して以来、最大規模のコカイン摘発となった。

 摘発されたコカインはコンテナ内の古い銅の塊の間に隠されたバッグ2つに入っていた。コカインは四角形に圧縮され、1個当たり1.2キログラムの塊状で、ビニールラップで何重にも真空包装されていた。

 税関によると、摘発されたコカインは200万人分の使用量に相当するという。コカインが隠されていたコンテナは、10月17日に南米エクアドルのグアヤキル港を出発し、メキシコのマンサニヨ港を経て、14日午後に釜山港の北港戡蛮埠頭に入港した。

 税関などは、メキシコ税関から情報を入手し、メキシコを出発する時点から20日以上追跡してきた。コカインは中国天津港に向かう船に積み替えるため、釜山港の新港に運ばれる直前だった。税関は「荷主、船員などを取り調べた結果、国籍ロンダリングをするため、韓国を経由地として利用しただけで、韓国に密輸しようとしたわけではないことが分かった」と説明した。

釜山=パク・チュヨン記者
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