あさイチが誇る新進気鋭のシェフ、日本料理・篠原武将さん、中国料理・山野辺仁さん、フレンチ・秋元さくらさんの3人が、それぞれ「ハレの料理」(ちょっと頑張れば作れるおもてなし料理)と「ケの料理(今晩のおかずにピッタリな簡単料理)」を披露するハレトケキッチン。今回は、俳優・佐々木蔵之介さんをお招きし、佐々木さんが大好きだという「さば」の絶品レシピをたっぷり6品紹介しました!注目は、今大人気の「さば缶」を使ったアレンジレシピ。炊き込みごはんに、ピザトーストに、担々麺まで、とっても簡単なんで、ぜひ今晩の献立に!
さば缶と大根の炊き込みごはん
材料・作りやすい分量
- さばのしょうゆ煮(缶詰・汁を含む)1缶(190グラム)
- 大根240グラム
- 米360ミリリットル
- A
- だし300ミリリットル
- うす口しょうゆ大さじ1と3分の2
- みりん小さじ1
- みつば1ワ
- しょうが(すりおろす)8グラム
作り方
- 米はといで、30分吸水させ、ザルにあげて30分置く。
- 大根は、皮をむき、1センチ角に切る。
- 炊飯器に、(1)の米、Aの調味料、(2)の大根、さばのしょうゆ煮を缶汁ごと入れて、炊く。
- 炊きあがったごはんに、食べやすい大きさに切ったみつばとおろしたしょうがを入れ、
全体を混ぜる。
※さばの身は崩しすぎないように注意する。
さば缶のピザトースト
材料・2人分
- 食パン(6枚切り)2枚
- さばの水煮(缶詰)2分の1缶(90グラム)
- たまねぎ(みじん切り)8分の1コ分
- マヨネーズ小さじ2分の1
- A
- さばの水煮(缶詰)の汁大さじ1
- トマトケチャップ小さじ1
- にんにく(すりおろす)4分の1かけ分
- バジル(乾)少々
- ホットペッパーソース少々
- ピーマン1コ
- ピザ用チーズ適量
作り方
- ボウルにAを入れて混ぜ、半量を食パンにぬる。これを2枚作る。
- さばの水煮の身・たまねぎ・マヨネーズを混ぜる。
- (1)の食パンの上に、(2)の半量をのせる。これを2枚作る。
- (3)の食パンの上に、輪切りのピーマン、ピザ用チーズをのせる。
- 温めたトースターに(4)を入れ、チーズに焼き色が付くまで4分から5分ほど焼く。
さば缶の担々(タンタン)麺
材料・2人分
- さばのみそ煮(缶詰)正味150グラム
- テンメンジャン大さじ1
- しょうゆ小さじ1
- 干しえび(みじん切り)6グラム
- ザーサイ(みじん切り)10グラム
- トウバンジャン小さじ1
- 米酢小さじ2
- しょうゆ大さじ1と3分の1
- 練りごま(白)80グラム
- 中華麺2玉
- 鶏ガラスープ600ミリリットル
- ラーユ適量
- ねぎ(みじん切り)小さじ2
- 細ねぎ(みじん切り)小さじ2
作り方
- さばのみそ煮は、身を粗いみじん切りにする。
- フライパンに、(1)のさばの100グラム分・テンメンジャン・しょうゆを入れ、強火で、全体がなじむまで炒める。
- どんぶりに、干しえび、ザーサイ、(1)の残りのさば、トウバンジャン、米酢、しょうゆ、練りごま(白)を、それぞれ半量ずつ入れる。これを2つ作る。
- 中華麺を袋の表示どおりにゆで、湯をきる。
- (3)のどんぶりに温めた鶏ガラスープ・(4)の中華麺を半量ずつ盛る。
ここに、(2)のさば・ねぎ・細ねぎを半量ずつ盛り、ラーユまわしかける。
これを2つ作る。
さばの麻辣干鍋(マーラーガングォ)
材料・2人分
- さば(片身/三枚おろし)1枚
- しょうゆ小さじ1
- かたくり粉適量
- れんこん・セロリ各40グラム
- にら・細ねぎ各20グラム
- 赤とうがらし30グラム
- ごま油(白)50ミリリットル
- ホワジャオ(粒)小さじ2
- トウバンジャン30グラム
- ラーユ大さじ1
- にんにく・しょうが(みじん切り)各5グラム
- ねぎ(みじん切り)10グラム
- しょうゆ小さじ2
- 酒小さじ2
- みりん小さじ2
- ホワジャオ(粉)・クミン各ひとつまみ
- 揚げ油適量
作り方
- さばは中骨をすきとり、1センチ5ミリ幅のそぎ切りにする。
れんこんは1センチ5ミリ大のいちょう切り、セロリは1センチ5ミリ幅のななめ切り、にらと細ねぎは長さ3センチに切る。 - 赤とうがらしは、へたの部分を切り落とし、長さ1センチに切る。
目の粗いザルに入れ、タネをふるい落とす。 - (1)のさばに、しょうゆを入れ軽くもむ。
かたくり粉をしっかりとまぶす。 - 揚げ油を170度に熱し、(3)のさばを入れ、強火で2分ほど揚げる。
れんこん・セロリを加え、さらに30秒ほど揚げる。 - ホワジャオ(粒)に水(1~2滴・分量外)を垂らし、しめらせる。
- 中華鍋にごま油(白)・(5)のホワジャオを入れ、強火にかける。
気泡が出てきたら、弱火に落とし、香りが出るまで熱する。
ホワジャオを鍋から取り出す。 - (6)の鍋にトウバンジャンとラーユをいれ、香りが出るまで中火にかけ、(2)の赤とうがらしを加え、全体を炒める。
- (7)の鍋に、にんにく・しょうが・ねぎを入れ、香りが出るまで1分ほど強火で炒める。
ここに、しょうゆ・酒・みりんを加え、ひと混ぜする。 - (8)の鍋に(4)のさば・れんこん・セロリ、にら・細ねぎを入れ、強火で炒め合わせる。
ホワジャオ(粉)・クミンを加え、ひと混ぜする。 - (9)を土鍋に移し、フタをして、チリチリと音がするまで強火にかける。
さばのコトリヤード
材料・作りやすい分量
- さば
※内臓、腹ビレを取り除いたもの1匹 - 塩小さじ3分の1
- じゃがいも1コ
- たまねぎ2分の1コ
- にんにく(みじん切り)小さじ2分の1
- バター(無塩)大さじ1
- 塩ひとつまみ
- ムール貝・あさり各200グラム
- オリーブ油大さじ1
- 白ワイン100ミリリットル
- 水1リットル
- タイム(生)1本
- ナツメグ少々
- バター(無塩)・小麦粉各15グラム
- 生クリーム30ミリリットル
作り方
- さばは、頭を落とし、3センチ幅の筒切りにする。
さばの断面に塩(小さじ3分の1)を振り、30分ほど置く。 - たまねぎは、2ミリから3ミリ幅の薄切りに、じゃがいもは一口大に切る。
- バター(15グラム)を常温に戻し、小麦粉を加えて、よく練り、ブールマニエを作る。
- 鍋にバター(大さじ1)・たまねぎ・にんにく・塩(ひとつまみ)を入れ、強火にかけ、
たまねぎがしんなりするまで炒める。
ここに、ムール貝・あさり・オリーブ油を入れ、ひと混ぜする。 - (4)の鍋に白ワインを入れて、ひと煮立ちさせ、水を加えて強火にかける。ムール貝は、口が開いたら、いったん鍋から取り出す。
- ここに、じゃがいも・タイム・ナツメグを入れ、フタをして、じゃがいもに火が通るまで中火で8分ほど煮る。
- (1)のさばの断面についた塩を拭き、鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。
弱火に落とし、1分半から2分ほど煮る。 - (3)のブールマニエに、たまじゃくし1杯ほどのスープを入れ、よく溶く。
これを(7)の鍋に入れ、中火にして、とろみがつくまで1分半から2分ほど煮る。 - 鍋にムール貝を戻し、生クリームを回しかけ、ひと煮立ちさせる。
さばの棒ずし
材料・2本分
- さば(生食用・片身/3枚おろし)1枚
- 塩適量
- 米酢・水各250ミリリットル
- 米酢300ミリリットル
- ごはん(温かいもの)330グラム
- すし酢大さじ3
- 青じそ(細切り)5枚
- しょうが(すりおろし)8グラム
- 白ごま大さじ1
- 千枚漬6枚
- ゆずの皮少々
- <篠原流すし酢> 作りやすい分量
- 米酢100ミリリットル
- 砂糖70グラム
- 塩・酒各大さじ1
- 昆布5グラム
作り方
【しめさば】
- 盆ざるを軽くぬらし、ざるの表面が白くなる程度に塩をふる。
この上に、皮目を下にしたさばをのせ、身が白くなる程度に塩をまんべんなくふる。
このまま室温に1時間程度置く。 - (1)のさばは、水で塩をさっと洗い流し、水けをふきとる。
ラップフィルムでつつみ、冷凍庫で96時間以上置く。
そのあと、冷蔵庫で解凍する。 - 【仮づけ】
容器に米酢・水(各250ミリリットル)を入れ、仮づけの酢をつくる。
冷蔵庫で解凍した(2)のさばを入れ、30分ほどつける。
そのあと、ペーパータオルで水けをふきとる。
※このつけ酢は、捨てる。 - 【本づけ】
容器に酢(300ミリリットル)を入れる。
(3)のさばを入れ、表面をペーパータオルで覆い、30分ほどつける。
さばの上下を返し、さらにに30分ほどつける。 - (4)のさばの水けをふきとる。
ラップフイルムで包み、冷蔵庫で一晩ほど寝かせる。 - (5)のさばは、腹骨を包丁ですき取る。
さばの薄皮を、頭から尾に向かって手ではがす。
身の中心にある血合い骨を包丁で取り除き、二柵にする。
身の厚みを半分にするように、深さ2センチ程度の切り込みを入れ、手で開く。
これを2つ作る。
【すし飯】
- 温かいごはんに、すし酢を入れ、しゃもじで切るように全体を混ぜる。
うちわで風をあて、粗熱を取る。 - (1)に青じそ・白ごまを入れて全体を混ぜ、
ぬらしたペーパータオルを、すし飯の上にかけて、10分ほど置く。
【棒ずし】
- ラップフィルムの上に千枚漬を3枚ならべ、
その上に皮目を下にしたさばをのせる。 - (1)のさばの中央にしょうがを置く。
- 【すし飯】を棒状に握り、さばの上に置く。
- ラップフィルムで(3)の全体を包み、さばが上になるように返して、巻きすをかぶせる。
しっかりと押して形を整える。これを2本作る。※30分ほど置くと切りやすい。 - ラップフィルムを外し、2センチ幅に切る。上から、ゆずの皮を散らす。
【篠原流すし酢】
- 鍋に酒・砂糖・塩・酢を入れ、沸騰直前まで中火にかける。
※酢の酸味が飛んでしまうので、煮立たないように注意する。 - (1)の鍋を、火から下ろし、余熱で砂糖と塩を溶かし、昆布を入れ、粗熱をとる。