トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

巨人・菅野、6億5000万円 日本人最高峰の大魔神に並んだ

2018年12月18日 紙面から

来季の目標「二十勝」と書かれた色紙を手にする巨人の菅野=東京・大手町の球団事務所で(平野皓士朗撮影)

写真

 巨人・菅野智之投手(29)が17日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億円増の6億5000万円でサインした。球団の日本選手では松井秀喜の6億1000万円を抜き、球界では佐々木主浩(横浜)と並ぶ日本選手球界最高年俸。「すごく良い評価をしていただいた」と笑みを浮かべ、来季の目標に「20勝、沢村賞全項目クリア」を掲げた。 (金額は推定)

 柔和な表情に充実感がにじみ出ていた。6年目のシーズンを終えてゴジラを超え、大魔神に並ぶ日本選手最高年俸に到達。「(成績的には)満足は何一つしていない。自分自身、もっとできると思っている」としつつも「すごく良い評価をしていただいたなと思います」とうなずいた。

 残した結果が2億円増という評価に直結した。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手3冠タイトルを総なめにし、2年連続で沢村賞も受賞。その実績は他の追随を許さない域に達している。それだけに最高峰の評価、数字は必然といえる。

 評価が金額に反映されるプロの世界。最高峰に立ったエースは、その先を見据える。「将来的に10億円もらう選手がいてもおかしくない。(出てくることで)野球選手になりたいと思う人が増えてくるのかな」と話す。金額が全てではないが、その数字が子供たちに夢を与える一つの要素と考えている。

 来季からはエースナンバーの「18」を背負い、新たな挑戦が始まる。「劇的に変えるのは難しいので、ピッチングの一つ一つの精度を上げていきたい。来年は20勝、沢村賞の項目を全部クリアするのが目標です」。慢心はない。さらなる高みを目指し、前進する。 (関谷文哉)

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ