何とか振り切った。優勝6回を数える駒大が2-1で筑波大を下し、第55回大会を最後に遠ざかっている頂点まで、あと2勝に迫った。
レフティーのMF坂本和雅(4年・聖和学園)=写真・中央(こちら向き)=が利き足で2ゴールをマークした。後半21分に1点目。同30分に振り出しに戻されたものの、直後の同32分に決勝点をねじ込んだ。ヒーローは試合後、右からの折り返しをダイレクトで沈めた鮮やかな先制弾について「サッカー人生で一番うれしい点です」と振り返り、相好を崩した。
準決勝では総理大臣杯全日本大学トーナメントで敗れた大体大と相まみえる。MFは「みんなでちゃんとやれば勝てると思います。大丈夫です」とリベンジ達成に自信を見せた。