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【スポーツ】

[大学サッカー]法大・大西、絶品の決勝ループ 準決勝進出決めた

2018年12月18日 紙面から

後半24分、勝ち越しゴールを決める法大の大西(左)=浦安市運動公園陸上競技場で

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◇全日本大学サッカー選手権<準々決勝> 法大3-1関学大

 サッカーの第67回全日本大学選手権(インカレ)は17日、関東各地で準々決勝4試合を行い、関東勢3校が19日の準決勝に駒を進めた。前回準優勝の法大(関東第3)は関学大(関西第2)に3-1で快勝。関東対決の順大(関東第6)-早大(同第1)は、順大が2-1で逆転勝ちし、13大会ぶりのベスト4進出。もうひとつの関東対決は、駒大(同第4)が2-1で筑波大(同第2)に競り勝ち、9大会ぶりの4強入りを果たした。準決勝のカードは法大-順大、駒大-大体大(関西第1)となった。

 自画自賛の勝ち越しゴールが生まれたのは、1-1の後半24分だった。法大MF大西遼太郎(3年・磐田U-18)が1対1となったGKの頭越しに左足でボールをフワリと浮かせると、無人のゴールへと吸い込まれていった。同35分には右足でダメ押し点を挙げ、大学では初の1試合2得点を決めたボランチは「ビックリです。(1点目は)絶品でした」と、顔をほころばせた。

 10月13日、関東大学1部リーグの専大戦で、右膝の内側側副靱帯(じんたい)を負傷。今大会2回戦の新潟医療福祉大戦(15日)で途中出場し、復帰を果たした背番号5は「インカレに向けてリハビリをやっていたので、結果が出て良かったです」とホッとした表情を浮かべた。

 前回準優勝の法大が狙うのは、もちろん42年ぶりの頂点。昨年の決勝で「サッカー人生初」の退場処分を受けた大西にとっては、個人的にも悔しさを晴らしたい大会だ。「守備から入って粘り強く戦い、90分、(延長戦含む)120分で勝てればいいです。まず決勝に行かないと、リベンジできないですから」。準決勝進出の立役者は、静かに闘志を燃やしている。 (関陽一郎)

 

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