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今週の乃木坂週刊映画は、乃木坂46のメンバーらが主演する『あさひなぐ』について。乃木坂46のメンバーが乃木坂46のメンバーが出演している映画を語るというスペシャル回です。それでは、お楽しみください!!
前回までの記事
・乃木坂46 能條愛未 映画『レ・ミゼラブル』(トム・フーパー監督版)を語る その2
・乃木坂46 能條愛未 映画『レ・ミゼラブル』(トム・フーパー監督版)を語る その1
・能條愛未 名言多数!「乃木坂週刊映画」ここ半年ダイジェスト!
→それ以前の記事はこちらから
映画『あさひなぐ』概要
中学まで美術部だった東島旭は、二ツ坂高校に進学し、「なぎなたは高校部活界のアメリカンドリーム」といううたい文句に誘われ、なぎなた部に入部。一学年先輩の宮路真春に憧れ、同じく新入部員の八十村将子や紺野さくら、2年生の野上えり、大倉文乃らとともに稽古に励む。やがて3年生にとって最後の試合となるインターハイ予選を迎えるが、圧倒的な強さを誇る1年生・一堂寧々を擁する國陵高校に決勝で敗退。3年生が引退し、野上を新たな部長に再スタートを切ったなぎなた部は、地獄のような夏合宿を経て成長していく。
『あさひなぐ』を知った上での鑑賞だった
『あさひなぐ』は齋藤飛鳥が主演を務めた舞台版も見に行きました。なので話の流れや、どんな登場人物が出てくるかなどはある程度わかっていました。
それでも、映画を見た感想は「舞台と映画でこんなにもが違うのか!」というものでした。原作は同じなのに。それぞれ異なる良さがありました。舞台だと目の前で演じているという臨場感、映画はアップで人を見せるので一つ一つの感情がダイレクトに伝わってくる良さがありました。
また、それぞれのキャスティングがドンピシャだと思いました。はまり役過ぎだなって。みんな元からお芝居が上手い子たちばかりですが、それぞれの良さが見事に活きていたと思いました。
薙刀のシーンも鬼気迫るものが画面から伝わってきて、手に汗握ることが何度もありました。メンバーたちが薙刀に苦戦していたというのを聞いていたので、余計「凄いなあ」と感激してしまいました。
(C)2017 映画「あさひなぐ」製作委員会(C)2011 こざき亜衣/小学館
それぞれの良さ
各キャラクターの良さを感じたので、それぞれ語ってみたいと思います。
東島旭
主人公旭を演じた西野七瀬。ダイレクトに「似てるな」って思いました。旭は一見おとなしそうな感じで、自分の意見も言わなそうに思われがちです。実際の七瀬もそんな風に見られがちです。でも、心の奥には誰よりも熱いものを持っていてとても負けず嫌い。旭は七瀬そのものだなあと思いました。
宮路真春
真春は白石麻衣だから出来る役だと思いました。黙っていても伝わってくるオーラを感じました。顔立ちが綺麗すぎて、気の強い役というのもあるけど、ハッとさせられる瞬間が何度もありました。まいやんにしかできないですねえ。少し抜けてる部分がどちらにもあるのは見ていて微笑ましくもありました。
野上えり
伊藤万理華はずば抜けてお芝居がうまいと前々から思っていました。乃木坂メンバーの中で、映像の芝居であの子に勝てる子はいないのではと思ってます。えりという役は、普段の万理華とは違います。でも完全にあの役を自分のものにしていましたね。演技力の賜物だなと思いました。
八十村将子
桜井玲香は凄い綺麗な顔立ちをしてるので、黙ってると凛とした強さを感じます。怒ってる?と思うことも。実際の玲香はもちろん優しくておちゃらけてもいますが、たまに見せるクールな表情が将子という役で活かせていたと思いました。玲香独特の興奮して喋ると声が高くなるところが出ていましたが、素で出つつも役に合ってたのでニヤリとしました。
紺野さくら
さくらという役は松村沙友理そのまんまでしたね(笑)あのぶりっ子な感じとか、完全に通常通り。でもそれが役にちゃんと合っていたんですよね。これでもかというくらい本人らしさが出ているのに、これでもかというくらい役にマッチしている。薙刀やる時は全力で取り組む真っ直ぐな感じも本人らしさ全開で素敵でした。
一堂寧々
生田絵梨花は…熊本弁、凄く可愛いなって思いました…。もう本当に可愛い。寧々という役は薙刀が凄くうまくて孤独な感じで強がってる役。その中で時折見せる後輩感が凄くツボでした。先輩たちになだめられたり、プク顔だったり、良くないですか?私だけじゃなくファンの方も、こういうの好きですよね?(笑)
中田花奈と斉藤優里の二人が演じた役
二人の女子高生感には笑っちゃいましたね。絵に描いたような流行に乗りたい女子高生感が全開で。見事に演じているんですが、面白かったです。優里はギャルっぽさを出そうとしているけれども、少し垣間見える優里の持ってるどんくささが出てましたね(笑)親心的な目線で見て、頑張ったなと思いました(笑)
乃木坂以外の出演者
乃木坂以外の出演者の演技も本当に素敵で。中村倫也さん演じる小林先生には笑わされましたし、江口のりこさん演じる寿慶には背筋を正された感じがしました。
そんな中でも富田望生さんが演じられた文乃の存在感は凄かったと思います。富田さんのことは『ソロモンの偽証』がデビュー作でその時に初めて知りました。その時のキャラクターとはまた違って、今回は柔らかくて愛されキャラ。本当に魅力的な女優さんだなと今回改めて思いました。
(C)2017 映画「あさひなぐ」製作委員会(C)2011 こざき亜衣/小学館
泣けた部分がいくつもあった
映画を見ていて思わず泣いてしまった箇所がたくさんありました。
先輩たちが負けてしまって、最初は我慢していたけれど泣いてしまったシーン。ここは悔しさに共感して泣いてしまいました。
旭が真春に防具を付けないで真春に食って掛かるシーンでは、旭の成長が垣間見られてこちらも思わず涙してしまいました。
他にも旭のシーンを中心に成長していく姿がたくさんあって、何度も何度も涙してしまいました。
特に旭が「元気出しましょー!」と大きな声を出すシーン。これは涙を流したと同時に鳥肌が立ちましたね。ここが一番好きかもです。全員を奮い立たせる力を感じました。
(C)2017 映画「あさひなぐ」製作委員会(C)2011 こざき亜衣/小学館
誰が見ても楽しめるはず
『あさひなぐ』は誰が見ても楽しめる映画だと思います。
乃木坂46ファンの方はもちろん、乃木坂を全く知らない人が見ても感動できると思います。
一人でも多くの方に『あさひなぐ』を味わってほしいなと願ってます。
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(取材・構成:柳下修平/撮影:HITOMI KAMATA)
能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー
月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。
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