今週の乃木坂週刊映画は、現在も公開中の菅田将暉さん主演作『帝一の國』についてのその2です。劇場全体が爆笑の渦に包まれたという本作の鑑賞体験から、今回は俳優陣の演技について能條さん独自の視点で語っていただきました。
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『帝一の國』とは?
(C)2017 フジテレビジョン 集英社 東宝 (C)古屋兎丸/集英社
全国屈指のエリートたちが集まる超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持つこの学校で生徒会長を務めた者には、将来の内閣入りが確約されるという。主席入学を果たした1年生の赤場帝一は、総理大臣になって自分の国をつくるという夢を叶えるための第一歩として、生徒会長の座を狙っていた。2年後の生徒会長選挙で優位に立つべく誰よりも早く行動を開始した帝一は、想像を絶する命がけの権力闘争の中へ身を投じていく。
予告編
菅田将暉さんの演技の幅に改めて感服
様々な映画やドラマ、そしてCMまで大活躍中の菅田将暉さんですが、今回の『帝一の國』では新たな境地をまた切り開かれていたと思いました。
本当に色んな役をやられていますが、今回ほどコメディエンヌな演技は初めて見ました。それでいながら一切の違和感がなく、見ていて驚くほどの存在感がある演技だったと思います。
年齢で言うと私と2歳しか変わらないわけで、それであれだけの演技の幅を見せられるのは本当に凄いなと改めて思います。
“カメレオン俳優”と言われているのは今まで何度も目にしていましたが、今回の演技を見て「本当にその通りだな」と感服しました。
どんな色にも自然と染まれて、観客の心を掴んで離さない魅力、私も色々と勉強していきたいなと思いました。
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千葉雄大さんの年齢の違和感の無さ
『帝一の國』は高校を舞台にした映画で、24歳の菅田将暉さんが高校生を演じられているのは驚きです。
それにも増して凄いのが千葉雄大さん。
千葉雄大さんは何と現在28歳!!なのに高校生として違和感無くスクリーンに映っていました。千葉雄大さん自身のルックス的な若さももちろんですが、それに加えて演技が「こういう高校生いるな」という説得力を高めています。
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高校生たちの演技の融合も素晴らしい
菅田将暉さんや千葉雄大さんをはじめ、出演されている俳優さんの演技、高校生らしさと熱さもとても素敵です。
東郷菊馬を演じる野村周平さん。
大鷹弾を演じる竹内涼真さん。
氷室ローランドを演じる間宮祥太朗さん。
榊原光明を演じる志尊淳さんらです。
どの役もとても個性的で、実際の高校に居たら良い意味で暑苦しいなと(笑)それでいて愛嬌もあって、20歳を超えてる俳優さんたちがちゃんと高校生に見える自然な演技をされています。
実年齢を感じさせない、実年齢をかき消すような演技をいつか私も挑戦してみたいので、何度かこの映画を見て楽しみながら参考にしてみたいと思います。
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女性の多い客層、男性は楽しめる?
この映画は圧倒的に女性客の多い映画です。しかし、“学園モノ×政治”ということで難しいお話なのではと思われている方もいらっしゃるかと思います。
全然そんなことは無いんです。
帝一の高校生活と相まって、どこまでも面白可笑しくて堅苦しさを感じない映画となっています。
また、メインの俳優さんたちは“イケメン俳優”と言われている方々なので、各俳優さんたちのファンの方は実際の俳優さんとのギャップも楽しめること間違いなしです。
男性は楽しめないのか?というとそんなことはありません。
この映画は言うならば“男の勝負の世界”なので、若干の暑苦しさはあるけれど青春の1ページを思い出させてくれる映画なのではないかなと思います。
帝一を始めとする生徒たちは、目標を達成するために全力で努力します。そのひたむきな姿に、日々を頑張るエネルギーも貰えるのではないかなと思います。
男性の方も是非、『帝一の國』をチェックしてみてくださいね。
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(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:MAKOTO TSURUTA)
能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー
月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。
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