ネイティブ広告プラットフォーム「loglylift」を提供するログリーとデジタルPR会社のビルコムは、共同出資により、B2B企業向けのコンテンツマーケティング支援事業を行う新会社クロストレックスを設立することで合意した。2019年春をめどに、分散型コンテンツを一元的に管理・分析できるソフトウェアを共同開発する。出資比率はログリーが51%、ビルコムが49%。設立予定日は2018年11月1日。
スマートフォンの普及に加え、SNSや写真共有サイトなどのメディア形態や広告媒体が多様化したことで、分散したコンテンツの評価や広告効果の低下、ブランドセーフティーなど新たな課題が浮かび上がった。これに伴い、コンテンツマーケティングに取組む企業では、分散したコンテンツが及ぼす態度変容効果の可視化や広告配信の最適化へのニーズが増している。B2B企業においては、製品サービス購入までの検討期間が長く、購入に至るまでの態度変容効果の可視化に対するニーズも強い。
新会社では、ログリーが強みとするコンテンツ広告配信技術やオウンドメディア分析技術、媒体社とのネットワークに加え、ビルコムが強みとする広告主企業への販売力、熟読率を主としたコンテンツ評価技術、デジタルコンテンツの企画・制作力を生かすことで、分散型コンテンツの企画・制作からコンテンツ広告配信技術開発、分析まで一気通貫でサービスを展開する。
両社によれば、分散型コンテンツの効果を一元的に測定することで、コンテンツ制作や広告配信の最適化を実現することができるという。
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