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【大リーグ】

雄星渡米、全球団OK ロサンゼルスで獲得希望球団と面談

2018年12月17日 紙面から

MLB移籍交渉へ向け、渡米した菊池=成田空港で(出月俊成撮影)

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 西武からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)が16日、米国に向けて出発前に成田空港内で取材に応じた。現地ではトレーニングを行いつつ、獲得希望の球団と直接面談する。複数球団がラブコールを送る中、日本を代表する左腕は大リーグ全球団OKの姿勢を示した。

 緊張感もあるのか、菊池の表情は引き締まっていた。「この渡米が一つのきっかけになるのかなと思います。全てのプロセスを楽しみながら進みたい」と言葉に力を込めた。

 既にジャイアンツやマリナーズなど複数球団がラブコールを送る。高評価にも菊池は「正式なオファーも来てませんし」と冷静に受け止めた。今月中にロサンゼルスで獲得希望球団との面談を行う。移籍先としてメジャー全球団OKか、と問われ「もちろん」と即答し胸を高鳴らせた。

 渡米後には早々と代理人、スコット・ボラスさんの施設でキャッチボールを再開するなどし、体作りも進める。施設近くのホテルに宿泊して調整を続けつつ、オファーを待つ。交渉期限は来年1月2日(日本時間1月3日)。米国には年明けまで滞在する予定だ。

 西武入団前から熱望してきた夢の実現に向けて、いよいよ大きな一歩を踏み出す。菊池は「(西武で)9年間、プレーして(ポスティングを)認めてもらった。やっとの思いで、というのもあります。楽しみです」と目を輝かせた。 (伊藤玄門)

 

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