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【プロ野球】

阪神・藤浪、西のお世話役を志願 侍ジャパンチームメートで親交

2018年12月17日 紙面から

侍ジャパンでともに戦い親交がある西(左)と藤浪=2014年11月15日

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 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が、オリックスからFAで加入が決まった西勇輝投手(28)のアテンド役を志願している。谷本修球団本部長(54)が16日、明かした。

 「日本代表で一緒になったことがあるんですかね。藤浪くんが一緒に(甲子園や鳴尾浜に)行きましょうと言ってくれているみたいで。非常にありがたいですね」

 谷本本部長が明かしたのは、西が鳴尾浜や甲子園など施設見学をする際、藤浪が同行するという計画だ。侍ジャパンでチームメートとなるなど親交がある2人。一日でも早く西が溶け込んでいけるよう、アテンド役を買って出ているという。

 FA入団交渉の席で、西本人から藤浪のバックアップの事実を伝えられたという。藤浪には契約更改の際に「ありがとうと言いました」と同本部長。チームによって使用するトレーニング機器なども異なるだけに、ささいなことでも質問できる藤浪の存在は、西にとって大きいと言える。

 さらに谷本本部長は「藤浪くんもすごく大人になったんだなと思います。自分のことだけではなく、周りが見えていると言いますか」と若き右腕の姿勢を高評価する。ここ3年は成績が低迷し、自らのことで頭がいっぱいになっても不思議ではない。そんな中、自分の時間を割いてまで気配りができる。

 藤浪にとって西は先発ローテを争うライバル。それでもチームが最下位から巻き返すためにサポートしていく。

 

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