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ライチョウ 生息安定 サポート隊 薬師岳調査を報告

(上)室堂での保護活動について報告するライチョウサポート隊員=富山市牛島新町のタワー111で(下)分布数を調べた調査で確認されたライチョウ2羽=立山連峰の薬師岳周辺で

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 北アルプスの立山連峰に生息するライチョウの保護に取り組むライチョウサポート隊の活動報告会が十六日、富山市牛島新町のタワー111であった。薬師岳(二、九二六メートル)での分布数を調べた調査結果が報告され、安定した生息が確認された。

 調査は、福井県敦賀市の環境コンサルタント会社「BO-GA」が六~七月に薬師岳周辺のライチョウを観察。雄十一羽と雌一羽を確認し、ふんや砂浴び場など、生息の根拠となる形跡から推測すると、薬師平から薬師岳山荘周辺を中心に、百一羽がいると推定した。

 薬師岳でのライチョウの調査は一九七四年に始まり、九三年と二〇一〇年にも実施している。推定の生息個体数は初回から九十一羽、百四十九羽、百十三羽、今回の百一羽と推移。減少がうかがえるが、BO-GAによると、周期的な変化の範囲内で、初回の調査と比べて個体数に大きな変化がなく、安定している。ただ、イタチやキツネなどの天敵が調査で確認されたほか、気候変動による環境の変化から、ライチョウ保護の必要性も示していた。

 ライチョウサポート隊の報告では、立山連峰の室堂(標高二、四五〇メートル)周辺での保護活動を通じて「ライチョウの生息区域が外国人観光客にもはっきりと分かるようにした方が良い」などと提案があった。 (向川原悠吾)

 

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