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乃木坂週刊映画、今回取り上げる映画は宮沢りえさん主演の『湯を沸かすほどの熱い愛』。昨年劇場公開され、多くの方が涙した傑作です。能條さんも涙ながらに鑑賞されたようで、作品の素晴らしさを熱く語ってくださいました。
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映画『湯を沸かすほどの熱い愛』作品概要
(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
銭湯「 幸の湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。
そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。
・家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる
・気が優しすぎる娘を独り立ちさせる
・娘をある人に会わせるその母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛を込めて母を 葬 おく ることを決意する。
見たきっかけ
ふと時間ができて映画を見に行こうと思いました。宮沢りえさんの演技をしっかり見てみたいということもあり『湯を沸かすほどの熱い愛』を鑑賞しました。
タイトルからストーリーは想像できませんでしたが、なぜか惹かれるものがありました。結果的にこれほどまでに素晴らしい作品に出会えたのでその直感を信じて良かったなと思っています。
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率直な感想
もう、これでもかというほどに号泣してしまいました。あらゆる要素に圧倒されてしまったのです。
ストーリーを調べないで映画を見たので、前半は「これはよくある“余命もの”なのかな」と思いました。しかし、後半に進むに連れて…今考えるだけでまた泣きそうになってしまいます。もうひたすらに泣いていました。
どのシーンで泣いたとかは言えません。なぜならとにかく要所要所でひたすら泣いていたからです。あらゆる要素に涙をしていた後半でした。
既にご覧になられた方ならきっと納得してくださるはず。これからご覧になられる方は見れば納得してくださると思います。
一番最初に涙が出たシーンは覚えています。血が繋がっていない主人公の娘が学校で勇気を振り絞って行動に出るシーンです。その行動、その勇気に感動して涙してしまいました。
母親の愛情、娘の気持ち、周りの人々の優しさなど、響くものがたくさんありました。もう一度見たいと思える傑作でありながら、また号泣してしまうと思うと気が進まなかったりも。これはこの映画への最高の褒め言葉だと思って頂けたら嬉しいです。
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終わってすぐに母親に電話をした
映画を見終わった後、すぐに母親に電話がしたくなりました。そして実際にしました。
何でも良いからとにかく声を聞きたいと思ったのです。普段は母親とは電話はあまりしません。だからこそ余計にこの映画が染みて…親と一緒にこの世を生きていられるのって当たり前じゃないんだなって思ったのです。
いつ何時、永遠の別れになってしまうかもしれないし…家族の愛を大切にしたいなと思いました。
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この映画は楽しむというより噛みしめる映画です。どなたにでもご覧になって頂きたいですが、絶対に見てほしい方がいます。それは今母親と仲が悪い方です。喧嘩中の方とか。
この映画を見ると仲直りしようって思えます。「そんなわけない」と思う方がいらっしゃったら余計に見てほしいです。
“無償の愛”、それを感じで自分の行動(母親に電話をする)まで変えさせてしまった映画。それが『湯を沸かすほどの熱い愛』です。本当に素晴らしかったです。
(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:MAKOTO TSURUTA)
(取材協力:The Salon Kasumigaseki(JIQ 霞ヶ関サロン))
能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー
月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。
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