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企業に求められる脱炭素への取り組み

2015年に国連サミットで採択された持続可能な開発目標（SDGs）では気候変動、エネルギーに関する目標が設定され、
さらに同年12月に行われたCOP21では、温室効果ガスの具体的な削減目標が各国に課されるパリ協定が締結されるなど、
現在、脱炭素社会に向けた世界規模の枠組みが整備されています。

COP21での日本の削減目標

	2005年度実績	2013年度実績	2030年度の各部門の排出量の目安
エネルギー起源CO₂	1,219	1,235	927
産業部門	457	429	401
業務その他部門	239	279	168
家庭部門	180	201	122
運輸部門	240	225	163
エネルギー転換部門	104	101	73

2030年度に2013年度比26％削減、公共施設を含む業務その他部門は40％削減

さらにグローバル企業を中心に新たにつくられた枠組み

こうした対策の主体は民間企業が担うとされている一方で、PRIへの署名を行った投資家を中心にESG投資の拡大が加速している背景もあり、企業による脱炭素社会への取り組みは、企業が担うべき責任という側面が大きくなってきています。
このような社会背景のもと、グローバル企業を中心に、取り組みが加速している枠組みがSBTおよびRE100です。

SBT: 産業革命時期比の気温上昇を2℃未満に維持するために、
企業が気候科学の知見と整合した削減目標を設定するための基準。
: SBT（Science Based Targets）は、産業⾰命時期⽐の気温上昇を「２℃未満」に維持するため、企業が気候科学の知見と整合した削減⽬標を設定する枠組みです。グローバルリスクの上位に「気候変動」が5年以上ランクインされていることや、世界的なESG投資の増加どの社会背景を踏まえ設立され、日本企業も2015年以降承認取得される企業が増加しています。2017年、環境省のSBTの策定およびサプライチェーン排出量の算定を支援する取り組み（「SBT策定及びサプライチェーン排出量の算定を行う企業の募集」）では、大企業を中心に多くの企業が応募。2018年も環境省の支援のもと、そのような動きが益々加速しています。

RE100: 事業運営に必要な電力を、
100％再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟。
: RE100とは「Renewable Energy 100％」の頭文字をとったもので、事業運営に必要な電力を、100％再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟する国際イニシアティブです。
加盟企業は具体的な削減目標だけでなく達成目標年も宣言し、毎年「CDP気候変動」の質問票のフォーマットで報告書を作成。
進捗状況を事務局に提出する必要があります。
2014年に発足し、グローバル企業を中心とした多くの企業が加盟しています。

これらの取り組みは、加盟企業だけでなく、加盟企業に関係するすべてのサプライヤに対して、脱炭素社会実現に向けた取り組みが求められることを表しています。
こうした社会背景を受けて、NTTファシリティーズは再生可能エネルギーというアプローチから、企業の脱炭素に向けた取り組みを支援していきます。

NTTファシリティーズの脱炭素ソリューション

NTTファシリティーズは、CO₂排出量削減に有効なグリーン電力を直接お客様に提供するサービスを行います。
太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーによる電力供給、地域新電力との連携、グリーン電力の最大活用（使用率最大化）に向けた
省エネ、エネルギーマネジメントを、お客様のご要望に合わせてご提案。持続可能な社会の実現への取り組みをサポートします。

グリーン電力ソリューション

オンサイト型

企業様の敷地内にNTTファシリティーズが太陽光発電設備を構築し、そこで発電した電力を自家消費していただくサービスです。

特長

●お客様の初期投資、維持費用が不要
●ご利用量に応じた電気料金のお支払いのみ
●オンサイト、オフサイトの組合せでCO₂を大幅削減

オフサイト型

NTTファシリティーズが所有する発電所から、既存送配電網を通じ、低炭素な電力をお届けするサービスです。

特長

●遊休地や有効な屋根がないお客様も利用可能
●低炭素、地産地消などお客様のご要望に合わせた電力を提供

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