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大一番
- 2016/02/07
- 04:48
2016年2月5日、その日がやってきた。
中村桃子女流初段との大一番、勝てば念願の女流2級。負ければ現役引退。
結果は…もう皆さんご存知の通り、その日、高浜愛子女流2級が誕生した。
18年前、手合い係を辞めるとほぼ同時に私は棋界を後にした。そして、長い沈黙の果てに昨年の夏に復帰した。
きっかけは昨年3月に女流棋士の集いが、近所の池上本門寺で行われた事。更に夏に集中して将棋イベントに参加。高浜さんの存在を知ったのは、マイナビ一斉予選で飯野愛さんが涙したその理由を聞いた時だった。理由を知った時、私も人目をはばからず涙が…。その時、前方にいたとある女流棋士と目が会った。最初は、見られた!という思いで視線を伏せたのだが、再び視線を戻すと…。
その日から姫様のとりこになった訳だが、飯野、高浜、姫様の3人が織りなすドラマが生まれていた事に気が付くのは、まだ数日先の話である。
8月の下旬、私は両国将棋センターの会員となるべく両国にいた。その時、初めてセンターの門をくぐろうか迷っていた時、後ろから高浜さんがやってきた。それが、高浜さんと初めて面と向かって出逢った最初だった。きっと変な人だと思われたに違いないが、それでもちゃんと挨拶を交わす姿からは優しさがにじみ出ていたと記憶している。
以後、私は姫様の指導対局を受けるようになるのだが、ほぼ同時に高浜さんの指導対局も受けるようになった。そう。姫様にとって高浜さんは、幼い頃から面倒を見てくれた優しいお姉さんであり、大切な友人であり、永遠のライバル…戦友だと言う事が解ったからだ。
両国以外にも、連盟主催の夜の将棋教室、最近ではスーパーサロンにも足を運んだ。
運命の日と同じ週のサロン(2/1(月))では、事前にとある方から平手で振り飛車…つまり相振飛車を指すように指令が…(笑)
もちろん、手合い違いで勝てるはずが無い事は、元手合い係の私が良く解っている。目的は勝つ事ではない。高浜さんをこうして応援している人がいるという事を盤を挟んで知ってもらう事だ。
その為に前日、前々日の土日は徹夜で棋譜DBから高浜、中村(桃)の両者、特に中村(桃)さんの棋譜を引っ張ってきて研究してから指導対局に臨んだ。
まあ、ほとんど役にはたたなかったが、ほんの少しでも…精神的な部分での支えになっていれば、それだけで十分である。
これからも高浜さんと姫様は切磋琢磨して戦っていくだろう…。そんな2人をこれからも見守っていけるのなら、これに過ぎたる幸せはないと私は思っている…。
雪桜
中村桃子女流初段との大一番、勝てば念願の女流2級。負ければ現役引退。
結果は…もう皆さんご存知の通り、その日、高浜愛子女流2級が誕生した。
18年前、手合い係を辞めるとほぼ同時に私は棋界を後にした。そして、長い沈黙の果てに昨年の夏に復帰した。
きっかけは昨年3月に女流棋士の集いが、近所の池上本門寺で行われた事。更に夏に集中して将棋イベントに参加。高浜さんの存在を知ったのは、マイナビ一斉予選で飯野愛さんが涙したその理由を聞いた時だった。理由を知った時、私も人目をはばからず涙が…。その時、前方にいたとある女流棋士と目が会った。最初は、見られた!という思いで視線を伏せたのだが、再び視線を戻すと…。
その日から姫様のとりこになった訳だが、飯野、高浜、姫様の3人が織りなすドラマが生まれていた事に気が付くのは、まだ数日先の話である。
8月の下旬、私は両国将棋センターの会員となるべく両国にいた。その時、初めてセンターの門をくぐろうか迷っていた時、後ろから高浜さんがやってきた。それが、高浜さんと初めて面と向かって出逢った最初だった。きっと変な人だと思われたに違いないが、それでもちゃんと挨拶を交わす姿からは優しさがにじみ出ていたと記憶している。
以後、私は姫様の指導対局を受けるようになるのだが、ほぼ同時に高浜さんの指導対局も受けるようになった。そう。姫様にとって高浜さんは、幼い頃から面倒を見てくれた優しいお姉さんであり、大切な友人であり、永遠のライバル…戦友だと言う事が解ったからだ。
両国以外にも、連盟主催の夜の将棋教室、最近ではスーパーサロンにも足を運んだ。
運命の日と同じ週のサロン(2/1(月))では、事前にとある方から平手で振り飛車…つまり相振飛車を指すように指令が…(笑)
もちろん、手合い違いで勝てるはずが無い事は、元手合い係の私が良く解っている。目的は勝つ事ではない。高浜さんをこうして応援している人がいるという事を盤を挟んで知ってもらう事だ。
その為に前日、前々日の土日は徹夜で棋譜DBから高浜、中村(桃)の両者、特に中村(桃)さんの棋譜を引っ張ってきて研究してから指導対局に臨んだ。
まあ、ほとんど役にはたたなかったが、ほんの少しでも…精神的な部分での支えになっていれば、それだけで十分である。
これからも高浜さんと姫様は切磋琢磨して戦っていくだろう…。そんな2人をこれからも見守っていけるのなら、これに過ぎたる幸せはないと私は思っている…。
雪桜