私は学生時代理数系の学校に行っており不動産とは無縁でした。たまたま先輩が不動産業に従事しており、不動産のスケールの大きさや魅力に気付きこの業界に飛び込んでみました。当時は夢やこれをやりたい！といった具体的な目標はなかったので上司の会話やスキルを盗み愚直に取り組んでいきました。

モリムラコンサルティングとの出会いは社長に「一緒に挑戦していかないか。」の一言でした。 当時はどんな仕事をするのか。どこで働くのか。そんなことさえも知らず承諾をしました。（笑） 理由は仕事内容や福利厚生より「誰と仕事するか」や「一から創っていく充実感」で決断したからです。

なので事業にこだわりはなく、「なんでもやります！」のスタンスだった私は最初営業部に配属予定でした。 設立当初から業績は順調で早急に事業拡大をすることに。その時発足した事業部がアセットマネジメント事業部でした。事業部といっても当時は私だけしかおらず一つ一つの業務が正解のないチャレンジングな仕事で、勿論、責任感や不安感はありましたがプロジェクトが前に進んだ時の達成感や充実感を全身で感じました。

0→1の難しさと、1→10の難しさを学ぶ。

この時「教えてもらい遂行していく仕事」から「考えて具現化していく仕事」にシフトしていきました。 私は前職の用地仕入や収益物件の買取や販売という具体的な業務方法に加え全体を構造的に捉え、自ら適切なアクションを考え、実行するという仕事のスタイルは、今でも自分のベースになっています。

0から1を創ることの難しさに直面しながらも、お客様に満足してもらえるデザインや業務スキームなどが段々構築出来てきた中、不動産投資融資の見直しや不動産価格の上昇、マイナス金利政策など世の中は日々大きく情勢が動きます。

特に直面した事と言えば、立ち上げ当初はなかなか事業計画通りに物事が進まなかったこと。0→1は得意な自負があったし、なんなら 1→10のほうが簡単だと思っていましたが、 全くそんなことはありませんでした。やりたいこと・やった方がよいことが山ほどあるなかで、 何をやるか・やらないかを「決める」ことの難しさと大切さを痛感しました。その時もより成長できたかなと思います。