統一教会員は、神様の摂理に参画しているという強い意識を持っていた人たちが沢山いました。もし今でも神様の摂理に参画しているのなら、霊的な感動をいつも忘れないでいることができるはずではないでしょうか?どんなに困難なことがあっても、感謝し、謙遜であることができるのではないでしょうか?

 

しかし、自分が価値を置いているものが、神様ではなく何かに移ると、人の心は様々なことで上がったり、下がったり、慰めを求めたり、恨みと蔑みの心に襲われたりする、と思われます。

 

例えば、もうすでに統一教会はおかしいと思っていても、そのまま統一教会を続けていれば、いつか心霊は下がるはずです。子供達も長くは付いてこないと思われます。近くにいる人が一番わかります。

 

統一教会の多くの会員は、文顕進会長が悪い人だという話を信じました。そして、激しく怒りをぶつけた人もいます。しかし、怒りや恨みは、自分がすでに神様から離れたことを意味するようになります。神様は真の愛の神様だからです。

 

また、神様を中心としない生活は、自分を中心とした生活に結びつきます。自分を主張する、自分を誇示する、自分が偉いと主張することに結びつきます。そこはもう神様から離れたところです。神様の原理は、ために生きることを根本としています。その原理から外れています。

 

統一教会は、しきりと自分を主張するようになりました。独生女宣言などを見てもわかります。ネパールでの大会もそれでした。韓総裁のみならず、UPFの責任者も独生女について語りました。語ったのだけれども、テレビ放送では、韓総裁の独生女スピーチは通訳されませんでした。すでに、多くの反対運動が国内で巻き起こっていたことも理由の一つでしょう。翌日、翻訳がメディアを通じて流れた後で、大きな批判が巻き起こりました。平和を看板に掲げながら、実際には、自分たちの教団の教理である独生女信仰を宣伝する内容だったからです。

 

今まで統一教会のリーダーたちが実績を上げるためにやってきたのは、この「餌で釣って、自分たちのために利用する」手法であり、その背後で動いたのは、大金です。発展途上国では、お金をばら撒けば、ある程度のことはできるからです。でも、これは、本物のすることではありません。実情と背後を知らない統一教会員は「すごい」と思ったとしても、それは、自分の教団を維持するために、発展途上国の人たちを利用することです。

 

文亨進元会長が、家庭連合という名を統一教にして、UPFを統一教の傘下に入れるスピーチをした時、どれだけの統一教会の人たちが、「それは間違っている」と思ったでしょうか?それはつまり、平和を語るのはうわべであって、実際の狙いは、自分たちの教団の宣伝と人々を改宗することにある、ということです。それは、本来の文先生の意図ではありません。そして、文亨進元会長がUPFでの就任式をしたとわかった後で、元に戻せ、と命じたのです。もちろん、遅すぎました。

 

今、独生女宣言をしながら世界で統一教会がしていることも、文亨進元会長がしたことと変わりはありません。統一教会という、“聖職者“の衣を着た人たちの階層組織を中心としながら、人々が組織の頂点を崇める体制の中に、全世界の人たちを組み込もうとしています。その考え方が根本的に間違っています。その階層組織体制には、免罪符もあれば、重税のような献金もあれば、まるで中世の腐敗したキリスト教会のような、あらゆる間違ったことがあります。

 

その間違いを正そうとして出発したのがプロテスタントの信仰であり、文先生が統一教会の看板を下ろして、家庭連合を出発させて、なそうとしたのは、僧侶階級を通しての神様との関係ではなく、個人として神様との直接的を持つことを目指したプロテスタントの信仰の一歩先、摂理的な次の段階である、神様の家庭を立てることによって、神様の家庭が救いと社会の基いとなるようにすることでした。教会ではなく、連合や協会が、文先生の考え方です。連合や協会とは、各自が自分と神様との直接的な関係の中で自由意志で一つに結ばれることです。

 

しかし、“聖職者”階級にあるリーダーたちにとっては、連合や協会は自分たちが必要とされず、名誉や職や位置を失うことを意味しました。自分たちが祝福の許可や結婚生活の許可をする役割をすることもないことを意味します。自由化されることを意味します。独生女思想を中心とする階級体制への移行にリーダーたちが協力し、なびく理由もそこにあると思われます。

 

文顕進会長が、90年代の終わりから、荒野時代から定着時代への転換を呼びかけ、文化の転換を呼びかけ、統一教会から家庭連合への転換を道くリーダーとして立ったのも、神様の摂理が、その転換を必要としていたからです。それに反対したのが、既存の権威と位置を持ったリーダーたちでした。その人たちの堕落性が、最終的に「お父様には原罪があった」という独生女思想を中心とする今の体制になる道を開きました。文亨進元会長がしていたことも、結局は、そうしたリーダーたちの総意を感じて、それを利用した、と思われます。

 

 

------------------------------------------------------ 

読み終えたら下のアイコンをクリック、お願いします。(統一教会ブログ村に訪問中)

  にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合へ
にほんブログ村

リブログ(1)

  • Re.:パシセラ氏の欺瞞”ネパールの大会に関連して”

    H4が名称を「統一教」に変更したことを批判しておきながらも、こんにちの「家庭連合」を「統一教会」と書き続けるパシセラ氏もまた、H4と変わりががないように感じます。パシセラ氏は「家庭連合」と書いてくださるようお願いします。さて、前回記事「Re.:パシセラ氏の欺瞞「愛しているなら…」」でも触れていましたが、 アブラハム家庭からのそれを見ると、イサクの妻リベカがありました。 リベカは夫イサクをだまして兄エサウではなく弟ヤコブに祝福を得させるようにしたのが「母子協助」であったということらしいです。 これとすり合わせながら、お母様まで巻き込んでの被害妄想の論理展開でもって、H4や家庭連合組織批判をされておられるのがH3派の支流人の方々であるように見えます。H4とお母様・組織がグルになってH3(エサウ)を追い出そうとしたようなストーリーを描いていました。パシセラ氏の「統一教会の多くの会員は、文顕進会長が悪い人だという話を信じました。」がそれでした。そのようなストーリーが造られる元をみれば、「父子協助時代」におけるカインアベルの責任分担が横たわっていました。2008年4月6日のがありました。霊界では、長子・孝進様と次子・興進様がカインアベルで一体となったので、地上でもお母様を中心としてカインアベルが一体化しなさいというものでした。ここでのカインはH3、アベルはK1とのことでした。お父様み言葉「蕩減というものがなくなったのです。母子協助時代が完全になくなって、神様と真の父と真の息子の血筋が連結しうる解放圏の最上地点にたったのです。」からですが、蕩減がなくなったなか復帰された本然の長子がカイン、次子アベルです。次子K1がH3を長子として一つとなって、真の父母様と一つとなっていれば「父子協助時代」から「基元節」に順調に向かっていたでしょう。ところが、そのカインアベルがどうなりましたか?ヘリコプター事故でした。ここでも孝進様と興進様が「絶対服従」のなか一体となっていたために、真の父母様一行は無事生還することが出来ました。また、同年12月のクリスマスには同様にしてのカインアベルの責任分担をおいてのみ言がありました。2009年の「束草事件」もありました。「父子協助時代」の責任分担、子女として「絶対信仰」「絶対愛」「絶対服従」を成すべき時でした。ところが、その後は「堕落性本性」そのままを目の当たりにしているようです。1)神と同じ立場に立てない2)自己の位置を離れる3)主管性の転倒4)犯罪行為を繁殖するさて、「ネパール大会に関連して」の内容も確認してみましょう。 ネパールでの大会もそれでした。韓総裁のみならず、UPFの責任者も独生女について語りました。語ったのだけれども、テレビ放送では、韓総裁の独生女スピーチは通訳されませんでした。すでに、多くの反対運動が国内で巻き起こっていたことも理由の一つでしょう。翌日、翻訳がメディアを通じて流れた後で、大きな批判が巻き起こりました。平和を看板に掲げながら、実際には、自分たちの教団の教理である独生女信仰を宣伝する内容だったからです。大会はネパール政府がUPFと共同開催しており、そこにネパール首相もスピーチされるということもあって、ネパール国内のTV放送でも生中継がされました。登壇されるVIPの方々の殆どは英語でしたからネパール語への通訳者(ネパール首相は両方で語られていたようですが)が予め準備をすることが出来たようです。ところが、お母様は韓国語でしたから「無通訳」のそれは通訳者がいなかったと推測することも出来ます。翌日にそれの翻訳がメディアを通して伝わったのですから「OK」とすべきです。パシセラ氏の欺瞞がここにも潜んでいました。お母様の独生女スピーチがメディアに翻訳されて「大きな批判が巻き起こ」ったのではありませんでした。それ以前からもキリスト教やUCIメンバーらの反対行動が目についていました。その一部の延長での批判に過ぎませんでした。9日、徳野会長のネットでの日曜礼拝での報告でもアフリカ大会の評価は「C」でしたが、ネパール大会は「A」でした。今回の大会を通じてネパール首相もUPFに対して好感を持つようになられたということでした。l批判は一部のキリスト教・UCIメンバーらであって全体がそうであったというわけではありませんでした。一部をもって全体のように見せかける世論操作にも注意が必要です。

    peace

    2018-12-09 15:52:35

リブログ一覧を見る