武器、武器のスキルおよび戦闘による修正

weap-340.html Last edited 2002-06-13 for NetHack 3.4.0
translated 2002-11-21 for JNetHack 1.2.0
Compiled for 3.2.2 by Kevin Hugo.
Updated for 3.4.0 by Dylan O'Donnell <psmith@spod-central.org>.
HTML Conversion by Kate Nepveu <knepveu@steelypips.org>.

目次

• 武器表1: 武器の種類
• 武器表2: スキルと平均ダメージ
• 武器スキル
• 命中率の計算
• ダメージの計算
• 発射装置と飛び道具の関係による修正
• 序盤の装備の選択
• 武器の強化と侵食

武器は最初にスキル別に、つぎに与えるダメージにより、上記のとおり分類されている。 代わりとなる日本名はカッコ()内に記されている。 COSTの項は各武器の基本の値段をあらわす。 WGTの項は武器の重量である(100zorkmidは1の重量がある)。

ランダムに生成されるアイテムが武器になる確率は、メインダンジョンでは10%、入れ物の中には0%、ローグレヴェルでは12%、地獄では20%である。 PROBは、各々のサブタイプでの相互の確率である。アイテムが複数重ねられるものならば、6d6(6～36)個の数が生成される。 武器はおよそ10%の確率で祝福されており、およそ10%の確率で呪われており、さらにおよそ10%の確率で+0でない強化がなされている(指数関数的に分配される)。 つるはし、ユニコーンの角、鈎付のフック、宝石、ガラス、石、二刀流、乗馬、素手、およびマーシャルアーツの武器スキルとダメージもまた、技術を要する武器ではないものの、リストに列挙されている。

MATLの項は武器の素材をあらわしている。 これは武器がダメージを受ける(侵食する)かどうかに影響する。 ダメージを修復したり防ぐ方法については下のセクションを参照のこと。

キャラクタによっては、ゲーム開始時に武器のいくつかあるいはすべての正体を知っているものもある。 正体が明らかになっていない武器は上記のAPPEARANCEに示された外見をしている。

各キャラクタがそれぞれの武器クラスにおいて獲得できるスキルの量には限界がある。 スキルレヴェルの最大値はABCH KMPRaRoSTVWの項の下に記されている。 -は制限(初心者以上に上達できない)、bは入門者、sは熟練者、Eはエキスパート、Mはマスター、Gはグランドマスターである。 武器スキルについては以下で詳しく説明されている。

最後に、それぞれの武器のダメージを与える能力に関する情報が挙げられている。 2、3の武器には追加ボーナスがあり、それは+HITの項にある。 小さなモンスターおよび大きなモンスターに与えるダメージの基本値は、それぞれSDAMおよびLDAMの項に示されており、ダイスの目で説明されている。 たとえば、2d6とは、1～6の目が出るダイスが2つということ(合計は2～12)を意味する。 小さい、あるいは大きいモンスターに与えるダメージの平均(武器を比較するのに有用である)はSAVGあるいはLAVGの項に示されている。

武器スキル

「最初のレッスンだ」ジョンは言った。「そいつの尖ったほうで刺せ」
-- ジョージ・R・R・マーティン『玉座のゲーム』

上記の武器の表は「スキルクラス」ごとに整理されている。 ひとつの武器を続けて使っていると、そのスキルクラスが上達する。 スキルクラスとレヴェルが充分にあれば、そのスキルクラスのスキルレヴェルを向上させるチャンスを得られるだろう。 それはつまり、そのクラスの武器での命中率やダメージの向上にむすびつくのである。

スキルクラスを上達させるにはとくにふたつのものが必要である。 すなわち、そのスキルクラスの任意の武器で攻撃を命中させた数、およびレヴェル数である。 武器を装備していたか投げつけたかに関らず、モンスターに1ポイント以上のダメージを与えれば、攻撃は命中したとされる。 この判断に用いられる特定のダメージの値は下の「ダメージ計算」で述べられている。

あるスキルレヴェルを上達させるの必要な命中の数は上の表のHITSに示されている。 これはゲームの開始時からの累積である(開始したときあるスキルが入門者だったとしても、それを達成するのに必要な20回の命中が期待される)。 乗馬スキルの上達に関しては、100ターン移動することは1回の命中と等しい。

スキルレヴェルを上達させるもうひとつの基準はレヴェルである。 レヴェルが上がるたび、「スキルスロット」を獲得する。スキルスロットはあるスキルを上達させると消費される。 それゆえ、レヴェルを1から30まで上げることで最大29のスキルスロットを獲得できることになる。 レヴェルが下がると、それに関連してスキルスロットも失なう。 スキルスロットがスキルを向上させるのに使われていれば、もっとも最近に獲得したスキルを失い、さらにそのスキルレヴェルの残りのスキルスロットが払い戻される。

また、スキルレヴェルを上げるのに必要なレヴェルEXP(スキルスロット)の数もまた、上に記載されている(ふたつの表の差異に注意せよ)。 命中の数と異なり、この数は累積ではない。 それゆえ、ある武器を入門者から熟練者に向上させるには、初心者あるいは入門者のいずれからはじめても、スキルスロットが2必要である。 これらのスロットは呪文のスキルと共通であることに注意せよ。

ゲームを開始したとき、初期装備で持っている武器のスキルは入門者になっている。 また素手をエキスパート以上に向上できるなら素手が入門者になっている。 またKnightは乗馬が入門者になっている。 それ以外の武器カテゴリーのスキルはすべて初心者になっている[美しくない]。 スキルカテゴリーを向上できるときには、メッセージ「スキルを高める自信が湧いてきた」があらわれる。 その後、#enhanceコマンドでスキルを向上させられる。 別のスキルのためにスキルスロットをとっておきたいなら、スキルを上達させずにおくこともできる。 スキルを上達させた後、別のスキル(おそらくは同じスキルだろうが)をさらに上達できる状態であれば、メッセージ「さらにスキルを高めることができそうな気がした!」があらわれる。 また#enhanceコマンドを使えばいつでも現在のスキルレヴェルを調べることができる。

もちろん、あるスキルのカテゴリーをどれだけ上達させられるかには上限がある。 各キャラクタはそれぞれのスキルカテゴリーについて異なる最大レヴェルを持っている(上の表2を参照せよ)。 その差異はゲーム終盤になると、それぞれのキャラクタの職業に応じて顕著になる[ちと意訳]。 たとえば、戦士系の職業の多くは剣のスキルを持っている一方、priestは刃のついた武器は制限されているかわりに棍棒や飛び道具を得意とすることに気をつけよう。 また、初期装備の武器およびクエストアーティファクト(それが武器である場合)のスキルはふつうエキスパートにまで上達させられる。

「制限」という語は、初心者のままで変わらないスキルカテゴリーをあらわす。 他の初心者のスキルは#enhanceメニュー中にあり上達させることもできるが、制限カテゴリーはメニューにあらわれることもない。 もし神から栄冠を授かったり生贄を捧げてアーティファクトを獲得し、かつそのアーティファクトのスキルカテゴリーが制限されたものであった場合、その制限はとりのぞかれ、スキルを入門者まで上達させることができる(ただし命中の数がカウントされるのは制限をとりのぞかれてからのみ)。

二刀流が制限されていない職業のみが、#twoweaponコマンドを使うことができる(変化していない場合)ことに注意せよ。

武器スキルは命中率と与えるダメージにボーナスを加える。上の表の武器 +HITおよび+DAMの項はそれぞれのスキルレヴェルで与えられるボーナスをあらわしている。

武器をなにも装備せずにモンスターを攻撃すると、素手(d2)あるいはマーシャルアーツ(d4)のダメージ(どちらか一方のみ。どちらになるかは職業による)を与えることになる。 これらのスキルも武器スキルと同様、上達させることができる。武器よりも強くすることさえできる(マスターおよびグランドマスター)。さらに命中率とダメージにはスキル自身のボーナス(+HIT +DAM)も加わる。 マーシャルアーツのボーナスは、モンスターを蹴って攻撃したときにも適用される。

命中率の計算

(Adapted from the spoiler "weapons", by Robert DeLoura and Boudewijn Waijers.)

武器でモンスターを攻撃するには4つのやりかたがある。 武器を装備し、モンスターの場所へ移動することで、直接攻撃できる。 武器を装備していなければ、素手あるいはマーシャルアーツで攻撃することになる。 2つめは、throwコマンドを使って武器か他のなにか(インベントリにある文字を入力する)を投げつけたり、あるいはfireコマンドで現在の矢筒[quiver]に装備されているものを発射することである。 飛び道具(矢など)は、発射装置(弓など)を装備して飛び道具を投げることで、発射装置から射出することができる。 3つめは、なにかをモンスターにむけて蹴とばしたり、あるいは隣にいるモンスターを蹴ることである。 最後に、装備した長斧(ランスも戦闘時には長斧とあつかわれる)をはなれた場所にいるモンスターにむかって使うことである。その武器スキルが入門者以下なら、モンスターは直線距離でちょうど2マスのところにいなくてはならない。エキスパート(ランスのみ)なら、2ターンで移動できる距離ならどこでもよい。

1ターンで1回以上命中することもありえる。二刀流で戦闘している場合、主武器が命中すれば副武器も自動的に命中する。弓から矢を、クロスボウからクロスボウボルトを、およびスリングから石を射出する場合、あるいは短剣や投げ矢や手裏剣を投げる場合、複数を1ターンで投げられる可能性もある。最大値ははじめは1で、以下にしたがって追加される。

• その武器が熟練者なら 1
• その武器がエキスパートなら 2
• Rangerか、あるいはRogueが短剣を投げるなら、あるいはSamuraiが弓から矢を射つなら 1
• エルフがエルフの弓からエルフの矢を射つなら 1
• オークがオークの弓からオークの矢を射つなら 1
• この結果、最大値が持っている飛び道具の数を上回る場合、最大値はその数まで減らされる。

あるターンに射出される実際の数はd(最大値)である。この数は、fireおよびthrowコマンドに数字のプレフィクスを与えることによって制限できる。ただしその場合は射出する数が減るだけで、増えることはありえない。

命中率は以下の項目の合計にもとづいている。数が大きいほど、命中しやすくなる。

以下はすべての攻撃に加えられる。

• ターゲットのモンスターのACアーマークラス
• あなたのレヴェル。あるいは変化しているならHDヒットダイス
• あなたの幸運値(-13～+13)
• あなたがエルフでオーク類(oまたはオークのアンデッド)を攻撃するなら1を追加。
• ターゲットのモンスターが眠っていれば2を追加。命中してもしなくてもターゲットは目覚める。
• ターゲットのモンスターが麻痺していれば4を追加。10%の確率でモンスターは麻痺から回復する。

以下はモンスターを武器あるいは素手で直接攻撃したときのみ加えられる(乱戦)。

• 直接攻撃によるボーナス1
• 強さにもとづくボーナス(下の表のSTRENGTH +HITを参照)
• 器用さにもとづくボーナス(下の表のDEXT +HITを参照)
• レヴェルが1か2なら1追加(ビギナーズラック)
• よろめき状態なら-1、圧迫状態なら-3、限界状態なら-5。荷重および超過状態ではどのような攻撃もできない。
• 罠にかかっていれば-3
• ターゲットのモンスターが眩暈状態なら2追加
• ターゲットのモンスターが逃げていれば2
• Monkが鎧を装備していれば-20
• Monkで鎧を装備していず素手であれば、レヴェルの1/3と2を追加

以下は武器を投げたり射出したり蹴ったり、あるいは長斧を使って攻撃したときのみ追加される(中長距離攻撃)

• 遠距離攻撃のペナルティで-1
• モンスターまでの距離によって+2から-4
• ターゲットのモンスターの大きさによって-2から+5
• 重い鉄球なら2追加
• ブーメランなら4
• 武器(短剣、ナイフ(メスを除く)、槍、ウォーハンマー、アキリス、投げ矢、手裏剣)を投げれば2
• 投擲武器でないなら-2
• 重しなら6追加
• エルフまたはSamuraiが弓を装備して矢を射てば1追加。エルフがエルフの弓、あるいはSamuraiが和弓を使っていればボーナス2追加。
• 弓を装備しているとき、小手のなかには障害となるものもある。力の小手は-2、お手玉の小手なら-3。
• 適切な発射装置を装備せずに飛び道具を投げたり蹴れば-4

  発射装置	飛び道具
  オークの弓, 弓, エルフの弓, 和弓	オークの矢, 矢, 銀の矢, エルフの矢, 矢
  スリング	宝石および石
  クロスボウ	クロスボウボルト

• 適切な飛び道具を投げたり蹴っていれば、装備している発射装置の強化値
• 発射装置が傷ついていれば-1、とても傷ついていれば-2、かなり傷ついていれば-3。これは適切な飛び道具を投げたり蹴ったときのみ適用される。
• アーティファクトの発射装置はボーナス+HIT(適用されれば)

ターゲットのモンスターが武器あるいは武器となる道具(直接攻撃時の主武器、あるいは長斧、あるいは投げたり蹴ったときの飛び道具)で攻撃された場合、アイテムにもとづいて追加ボーナスがある。

• アイテムの強化値
• アイテムの種類による命中ボーナス。武器の表2を見よ。
• 二刀流であれば、現在の武器のスキルレヴェルに応じ、武器スキルの+HITボーナス。上の武器スキル表のWEAPON +HITを見よ。
• スキルの低いうちに二刀流および乗馬していればペナルティ。上の武器スキル表の2-WEAP +HITおよびRIDING +HITを参照せよ(二刀流に関しては、実際の二刀流スキルと主武器のスキルのうち、低いほうが二刀流スキルとしてあつかわれる)。
• 騎乗時に二刀流で戦えば、スキルに関わらずさらに-2
• 悪魔およびアンデッドに祝福された武器を使えば2追加
• X, D, J, N, およびHに槍でたちむかえば2追加
• 蛇および水からでた水棲モンスターにトライデントを使えば2追加
• 水中の水棲モンスターにトライデントを使えば4追加
• ゾーンおよび地の精霊につるはし類を使えば2追加
• アーティファクトは+HITボーナス(適用されれば)。

1～20の目があるダイスがふられ、命中率の合計と比較される。 ダイスの目が命中率の合計より少なければ(あるいは投げたり蹴った場合には等しければ)、モンスターに攻撃は命中し、下で延べられているとおりのダメージを与える。そうでなれば、攻撃ははずれる。 ダイスの目はあるアーティファクトの効果(たとえば首切り、マジックベーンの特殊攻撃)が発生するかどうかの確率を決めるのにも用いられる。

特殊なケースもある。モンスターに飲みこまれている場合、直接および投擲攻撃は必ず成功するが、蹴りや長斧は使えない。ユニコーンは投げられたり蹴られた石および宝石は必ず受けとめ、ダメージを被らない。クエストリーダーは(友好的ならば)クエストアーティファクトを必ず受けとめ、それを返してくる。

以下は能力による調整の表である。

ダメージの計算

(Adapted from the spoiler "weapons", by Robert DeLoura and Boudewijn Waijers.)

なにも装備せず直接攻撃したならば、素手の基本ダメージ(d2)か、マーシャルアーツの基本ダメージ(d4)のどちらかを与える。影には基本ダメージを与えられない。基本ダメージが1以上なら、その武器スキルは鍛えられる。これに加え、祝福された小手を装備してアンデッドおよび悪魔と戦えばボーナスd4が加わり、小手をつけず銀の指輪をつけて銀を嫌うモンスターと戦えばd20が加わる。さらにわずかな確率で相手を眩暈状態にできる。

武器、武器となる道具、宝石、石、鉄球、鎖によるダメージは以下の合計である。

発射装置で直接攻撃したり、飛び道具で直接攻撃したり、発射装置と飛び道具の組み合わせが適切でなかったり、至近距離で長斧を使ったり(装備しているのでなければ)は、d2のダメージしか与えない(影にはダメージはない)。さらに武器スキルも鍛えられない。

ほかのものでのダメージは以下のとおり。武器スキルはいっさい鍛えられない。

上のすべての攻撃に関し追加ダメージがありえる(影に対してさえ)。

• 上記以外の追加ダメージボーナス(指輪など)
• 上の能力調整の表にある強さ +DAMボーナス。 これは追加ダメージボーナスを許されていない場合、および発射装置から飛び道具を発射する場合にはない。
• 武器スキルを鍛える命中を得た場合、+DAMボーナスがその武器スキルに、あるいは二刀流スキル(適用できるなら乗馬スキル。ただし二刀流でなければ)に加わる。 二刀流で戦闘している場合、実際の二刀流スキルと主武器のスキルのうち、低いほうが二刀流スキルとしてあつかわれる。
• 毒への耐性をもたないモンスターを毒の塗られた飛び道具で攻撃した場合、10%の確率で即死させる。そうでなければd6の追加ダメージを与える。

ダメージの合計はマイナスにはならない。追加ダメージボーナスが許される場合、最低1ポイントのダメージを得る。

なにかの生物に変化してモンスターを攻撃する場合、ふつうは変化した姿の攻撃を用いる。しかしながら、武器を使える姿で、なにかを装備しており、かつ武器、爪、蹴り、噛みつき、触れる、突き、触手の攻撃を試みたならば、かわりに装備した武器で攻撃することになる。

両手持ちの武器を装備している場合、あるいはSamuraiが刀を片手で装備している場合、ときおり相手の武器を破壊できる可能性がある。 武器のスキルは熟練者以上でなくてはならない。 確率はあなたの武器の侵食状態および相手の武器の抵抗能力に依存する(最善の状況で2.5%)。 これはまた、モンスターを2d3ターンかそれ以上のあいだ遠ざけることもする。

モンスターには攻撃をうけたとき受動的に反撃するものもある。また、黒プリンおよび茶色プリンは、鉄の武器で直接攻撃を受けたとき、ダメージを受けてから複製される。

発射装置と飛び道具の関係による修正とは?

発射装置と飛び道具を適切な組み合わせで使ったとき、強化値、侵食、アーティファクトの戦闘のボーナスがなにに効果を与えるかに関する、きわめて簡潔な表(詳細は上のふたつのセクションを見よ)。

序盤の武器の選択

ほとんどのプレイヤは、NetHackにおける最高の武器はアーティファクト(art1-340.html およびart2-340.html見よ)であると知っている。 しかしながら、ふつうはゲームをかなり進めないとすぐれたアーティファクト武器は見つからないだろう。 では、それまでどの武器を使えばいいだろうか。

一般的に、最善のアドバイスは、モンスターが好んで使っているのと同じ武器を使うことだ。 殴りあいの戦闘でモンスターどもの装備する武器の選択は、より好む順に以下のとおりである。

コカトリス/チカトリスの死体、大刀、ルーンの剣、ドワーフのつるはし、両手剣、戦斧、刀、ユニコーンの角、クリスナイフ、トライデント、長剣、エルフの幅広の剣、幅広の剣、シミター、銀のサーベル、モーニングスター、エルフの小剣、ドワーフの小剣、小剣、オークの小剣、メイス、斧、ドワーフの槍、銀の槍、エルフの槍、槍、オークの槍、フレイル、鞭、六尺棒、ジャベリン、アキリス、こん棒、つるはし、ゴムホース、ウォーハンマー、銀の短剣、エルフの短剣、短剣、オークの短剣、アサメ、メス、ナイフ、ワームの歯

もしモンスターが遠くから遠距離攻撃できる武器あるいは長斧で攻撃する場合、以下の順で武器を使う。

ハルバード、バーディック、スペタム、ビル・ギザルム、ボルゲ、ランサー、ギザルム、グレイブ、ルッツェルン・ハンマー、ベック・ド・コルバン、槍剣、パルチザン、ランス、ドワーフの槍、銀の槍、エルフの槍、槍、オークの槍、ジャベリン、手裏剣、矢ya、銀の矢、エルフの矢、矢、オークの矢、クロスボウボルト、銀の短剣、エルフの短剣、短剣、オークの短剣、ナイフ、火打ち石、石、重し、幸せの石、投げ矢、ブーメラン(未実装)、クリームパイ

すぐれた戦士である職業はたいていすぐれた武器をもってゲームを開始できる(たとえばBKRaSV)が、ほかの職業ならできるだけ早く他の武器にかえたいと思うことだろう。 ゲームを開始して最初の数階で、投げ矢や矢の罠を解除#untrapして、投擲武器を手にいれることができる。 最初の数階や鉱山では短剣(とくにエルフの短剣)をしばしばモンスターが残していく(命中に+2のボーナスがある)。 つるはし(ドワーフのつるはしのスキルを鍛えるのによい)、ユニコーンの角、六尺棒(木のゴーレムから得られる)はゲームの後半にあらわれ、ある種の職業にはよい選択である。

初期装備の武器以外の武器カテゴリーは初心者で始まることに注意せよ。そのため、初期装備以外で戦うのは、入門者に上達できるまでは困難である。石化させる死体を使うには小手が必要だし、他の危険をも伴う。当然、同じように自分自身を守り、戦う手段はある。

武器の強化と侵食

(Adapted from the spoiler "enchant.lim" by Peter Snelling and Boudewijn Waijers.)

武器の強化値(たとえば-1、+0、+2など)はモンスターへの命中率と、与えるダメージの両方に影響を与える。しかしながら、武器が錆や炎および腐食や腐敗で侵食されていれば、ダメージは減少する。

武器のなかには侵食されない素材でできているものもある(武器表1を見よ)が、他のものは侵食を防ぐために特別に保護されねばならない。 このセクションでは武器をどのように強化し、侵食から保護するかを説明する。

上にあげられた武器と道具はすべて、武器に魔法をかける巻物を読むことによってのみ、強化できる。 まず武器を装備せねばならない。結果は、巻物が祝福されているかどうか、および巻物を読むまえのその武器の強化値に依存する。 祝福さえた巻物は、現在の強化値にもとづき(下の表を見よ)1以上の強化を加える。呪われていない巻物は1のみ強化する。呪われた巻物は強化を1減少させる。 しかしながら、スティングとオークリスト以外のアーティファクトは呪われた武器に魔法をかける巻物の影響を受けない。

さらに、祝福された、あるいは呪われていない巻物は武器の呪いを解呪し、ワームの歯をクリスナイフに変化させる。呪われた巻物はクリスナイフをワームの歯に変化させる。また、武器が+5以上に強化されているときに呪われていない巻物を読んだときには2/3の確率で武器は壊れる(-5以下の武器に呪われた巻物を読んだときも同様)。

それゆえ、武器を安全に強化できる最大は+7である。これは、+5になるまで祝福された/呪われていない巻物を読み、そこで祝福された巻物を読むことによって達成できる。偶然にも+6になってしまった場合、再挑戦する前に、武器で1文字だけ字を刻むか、呪われた武器に魔法をかける巻物を読むことによって、強化値を+5に戻せばよい。注意: 字を刻めるのは刃のある武器のみであり、またアサメは呪われている場合のみである。武器はまた、レヴェルドレインの魔法を浴びたとき、あるいは吸魔の怪物に攻撃したときにも強化値は失なわれる(抵抗する場合もある)。アーティファクトはふつうの武器より抵抗力がある。

マジックベーンは特殊攻撃は、その効果が発揮される頻度は強化値が増えるにつれ減少する。なぜ+2に強化されたときがもっともうまくいくのかについてはart2-340.htmlを参照のこと。

混乱しているときに武器に魔法をかける巻物を読むと、特殊なことがおきる。 混乱しているときに祝福された/呪われていない武器に魔法をかける巻物を読むと、武器の錆、炎、腐食、腐敗のダメージはとりのぞかれ、さらに侵食しなくなる。 武器の現在の強化値は関係ない。またクリスナイフの場合は特殊で、「固定された」状態になる(固定されていないクリスナイフはあなたやモンスターの手に持たれていない場合、100%の確率でワームの歯に戻るが、固定されていれば10%である)。

呪われた武器に魔法をかける巻物を、混乱した状態で読むと、あらゆる耐侵食能力はとりのぞかれるが、それ以外のダメージは武器に与えない。また傷つかない武器(銀製のものなど)を選ぶこともできるし、脂の缶の油を塗って一時的に武器を保護することもできるし、傷ついた金属の武器を呪われていない油にひたして(#dip)それぞれのダメージを一段階とりのぞくこともできる。

Acknowledgements

Corrections and clarifications provided by Aaron Bell, Mark Bever, Kieron Dunbar, David Grabiner, Troy Holly, Ivan, nyra, Pat Rankin, and David Richerby.
原文は Dylan O'Donnell が NetHack 3.4 用に作成し、Kate Nepveu が html に変換したものです。全ての権利は原文の作成者が保有します。

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