【野球】中日ジュニア、手応えの大阪遠征 新地が動く直球で無失点投球2018年12月16日 紙面から
プロ野球12球団ジュニア(Jr.)トーナメントに出場する中日Jr.は15日、大阪市南港中央野球場で阪神Jr.、オリックスJr.と練習試合を行い1勝1敗だった。オリックスJr.戦は新地史弥投手(名西ヤンキース、名古屋市枇杷島小6年)が先発で3イニングを2安打無失点に抑え、チームに弾みをつけて5-0で快勝した。 速球がコントロール良く低めに決まった。先発の新地がオリックスJr.を3イニング2安打に封じた。無四球の制球力が決め手。「阪神Jr.に負けていたので、絶対に勝たなければと思った。大きい子もいたけど、とにかく低めに投げればなんとかなる。すごく自信になりました」。ヒーローは会心の笑顔を浮かべた。 元中日投手の小川宗直コーチ(56)は「ナイスピッチング。新地が試合の流れを作ってくれた。本大会でもやってくれそう」と手ごたえを感じ取っていた。 新地の投球は動くストレートが持ち味。学童野球は変化球は禁止だが、ナチュラルに揺れる投球は反則にならない。新地は「ボールが勝手に動くんです。5年生のころに気づいた」と話す。 自宅では新聞紙を丸めてテープで固め、庭や公園で打撃練習に励む野球の虫。小川コーチが「真面目でおとなしいが、話し掛けるとニコッと返してくる」と評する癒やし系キャラの新地は、「中日Jr.は自分より上手な子ばかり。乗り越えたいです」と目標を掲げた。 (高野行正) ▽第1試合 中日Jr. 0000000―0 阪神Jr. 0030200―5 (中)牧野、祖父江、宮本、権田-皆川 (阪)高橋直、堀内、木ノ下西村、豊島-只石 本塁打高橋響(阪) ▽第2試合 オリックスJr. 0000000―0 中 日 Jr. 103100x―5 (オ)内山、西本、村田-段、佐々木 (中)新地、岡江、祖父江、飯田樹-山本
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