石炭火力発電から排出される石炭スラグを用いて、耐酸性、耐熱性に優れ、コンクリート以上に高強度といった特徴を持つジオポリマー硬化体の研究をしています。より機能性の高いジオポリマーを低コスト、短時間で合成することが目標です。思うような結果が得られなかったり、失敗することも多く、その度に研究の難しさを痛感しますが、一方で自分で考え試行錯誤しながらより良い成果を目指すことのやりがいと達成感があります。 最終処分場の逼迫や資源の有限性を考えると廃棄物を資源へ転換し再利用することは必要不可欠です。資源、エネルギー開発だけでなく環境問題にも目を向け、自然環境と調和した持続的な社会を目指すことが環境資源工学科のテーマです。1年次から専門科目を学ぶことで幅広く知識を身につけることができ、学科全体の人数も70名ほどで一体感があるのも特徴です。また、文系キャンパスとは少し離れていますが、サークル活動や学園祭などで他学部とも交流が持てたり、早稲田大学の文化や雰囲気に触れることができ、とても楽しい日々を送っています。 今後は、研究を通して学んだことを活かし、将来社会で活躍できるようにさらに成長していきたいと思っています。
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