2013年02月18日

『忍たま乱太郎作者 尼子騒兵衛インタビュー』

今日はしんふじん新聞を持ち帰ったら子どもたちがすごい食いつき。それもそのはず、裏面に忍たま乱太郎(°□°;)

今週の新婦人しんぶん☆勝手にピックアップ☆2月21日号

『真面目で一所懸命、だから面白い 漫画家 尼子騒兵衛さん』

「忍たま乱太郎」と聞けば、子どもはもちろん、おとなまでもオープニングソング(NHKのアニメ)を口ずさむほどの大人気ぶり。忍術学園1年は組の乱太郎、きり丸、しんべえを中心におこるドタバタ事件に多くの登場人物を巻き込みながら解決していくギャグ漫画が面白い!「落第忍者乱太郎」は52巻、アニメ放送も20年をこえ、幅ひろいファンをもつ漫画家・尼子騒兵衛さんに聞きました。

ー「乱太郎」を描き続けて27年。“学園もの”のギャグ漫画ですが、登場人物の設定や背景、忍者など細部にわたるリアルさが際立ちますね

子どもは読者としては怖い。ごまかしがきかないので手が抜けません。なので史料を読み解きながら描いています。史実でも面白いことはたくさんありますよ。昔は木綿が貴重だったので合戦場では「ふんどし泥棒」がいたり。忍者が活躍した時代は室町から戦国時代にかけてでしょ。ちょうど日本文化が確立する過渡期にあたりますから、下着だった小袖が表着にかわり、着物ができあがってくれのもこのころです。その世界を描くためには忍術はもちろん、同時代に活躍していた水軍のことや建築、風俗…など多岐にわたって調べます。伊賀や甲賀には何度も足を運び、船大工に水軍の船・小早船を実際につくってもらい、漕ぎ方などを動画に収めて研究しています。乱太郎たちの時代は永楽通宝や洪武通宝を輸入している時代なので、漫画には小判は出てきませんが、「500円玉」は出ます。ギャグ漫画なので“大きなウソはつくけれど小さな嘘はつかない”と決めています。

ー「落第忍者乱太郎」には気持ちが休まる笑いがあります

変顔や下ネタで笑わすわざとらしいギャグって1度は笑えても2、3度は笑えない。

古典落語などもそうですが大真面目なのにアホが一所懸命やるから、どんどん違う方向はずれていってしまう。そこに笑いがおきると思います。

中国の尉繚子という兵法書には「援軍の当てのある篭城戦はもちこたえるが援軍のあてのない篭城戦はどんなに食料があっても持ちこたえられない」とあります。援軍とはつまり「希望」ですよね。人間って希望がないと生きていけないものらしいです。ではひるがえって考えてみると私たちが生きているのはなぜ?希望があるからです。「何の希望もないわ」と言っている人でも、生きているということは希望が用意されているんです。それは明日かも、遠い未来かもしれないけれど。

乱太郎たちはアホなことをやって大変な事件に巻き込まれますが、いつでも胸のなかにワクワクを持って生きています。そういう世界をつくっていくのはおとなの責任じゃないかなと。次の世代のためにも。われわれのためにも。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

尼子騒が兵衛(あまこ そうべえ)

兵庫県尼崎市生まれ。1986年〜朝日小学生新聞に「落第忍者乱太郎」を連載中。1993年からNHKテレビアニメ「忍たま乱太郎」放映。執筆、絵画展、講演活動と幅広く活躍中


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