■北朝鮮政策については「平和ムードはいいがスピード調整すべき」「北の人権にも関心」
北朝鮮との平和ムードが出来ていることについては、おおむね前向きに評価した。ある参加者は「進歩だろうと保守だろうと、平和に反対する人はいない」と語った。若者らは、「文大統領と金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が板門店で握手したときには胸いっぱいになった」という。
しかし「見せ物のような外交をやるばかりで北朝鮮に対する具体的な情報を与えない」という指摘もあった。ある参加者は「大統領が海外歴訪に出掛けると支持率が上がるが、政治的危機を打開するためのものではないか、と思うときもあった」と語った。また、軍服務を終えた参加者らは「GP(監視哨所)の兵力撤収、鉄条網の撤去などの措置を見ると、早すぎるという思いを抱く」と、「スピード調整論」を提起した。ある大学生は「哨戒艦『天安』爆沈事件の主犯、金英哲(キム・ヨンチョル)が韓国を訪れたときは、安全保障を重視する人間として腹も立った」「北朝鮮を正常な国にすることが重要。人権問題についても関心を持つべき」と語った。