2018年を振り返る(研究室の辞め方+就活)

1. まえがき

先日, M2の先輩方とお話をしていたら, 研究室の辞め方は一定数知りたい人がいると思うし, まとめとくのもありというコメントを頂きました. どの層に向けてかは分かりませんが, 研究室の辞め方に関してメモします. 

 

2. 本題

研究室を5月末に辞めました. 私の学類では, 4月末以降は研究室を変更できない決まりになっていますが, 何とかできました. 

辞めた理由は以下になります. 
①教授と馬が合わない

②研究ができない

③研究室の進行に疑問がある

⇒総括: ほぼ全て合わない. 研究室に行くことがストレス. 

流れを細かく説明します. (途中から就活も入ります)

12月: 

元研究室は学生自身が主体的に研究したいテーマを探して, 指導教官はそれを指導するスタンスでした. だから元々「どうしてもこれをやりたい」というテーマを持っている人には最高の場所でしたが, 私のように研究テーマを作れない人間には向いていなかったです. じゃあ何でその研究室に入ったんだよ!というと, それもそれで事情があるので, 後で説明します.

3月: 
12月に顔合わせが始まってから, ゼミが始まり, 大体3月末にはほとんどのゼミ生がテーマを決まっていました. でも私は上記理由から, なかなか決まりませんでした. (大体大学に3年いた程度の人間が思いつく研究テーマって新規性がない). 
ここらへんから研究室になんとなく合わなさを感じます.  

4月: 
4月頭にようやくテーマが決定し, 研究を進めていくことになりました. 
しかし資料が手に入りにくい. 元研究室では「絶対に手元に資料(の原本)がないと駄目」という鉄則のルールがあり, 私がいくら私費で資料を請求(購入)したり, 私費で図書館に通うからこのテーマでやらせて下さいと頼んでも却下されました. 
元研究室では5月頭には, 着手発表に向けてのレジュメの初稿を提出しなければならず, 焦りが募りました. 
また指導教官と決定的に相性が合わないと感じたイベントが起きます. ⇒3①

5月
結局研究はなあなあで, 何も進展がありませんでした. 
5月18日になっても, 研究テーマの承認が得られず, さてどうしようかとなった時に, 
「今から〇〇関係のテーマをやりたいと言っても, 君, 春休み中にこれに関する論文とか何か読んだわけでもないし, 無理でしょ」「半年間無駄になったね」
(※〇〇関係のテーマをやるとは3月くらいからずっと言っていたし, 関連する本も借りて読んでいました.)
と言われ、あ、辞めようと素直に思いました. 特に「半年間無駄になったね」が大きかったです. 
やめようと決めてからは楽でした. ちょうどその時たまたま愚痴をきいてもらった先輩の知り合いに, 研究室を辞めた先輩がいたので, 相談しました.

それから学務に駆け込んで, 事情を説明したところ, 学類長と面談することになりました. そこで研究室を選んだ理由や, 辞めるに至るまでの経緯などを細かく説明し, 辞めた後はどうするのかという相談をして, その日のうちに研究室を変更しました. 卒研テーマ提出の3日前でした

変更先の先生は, 一度研究室を決める際に面談をしたことのある先生で, 運良く受け入れてもらえました. 本当に頭が上がらないです. 

6月
3日で先生がこしらえてくれたテーマをもとに, 10日で着手発表のスライドを作りました. 何で10日かというと, 運が悪いことに, 着手発表(6/13)の数日前から先生が国際学会でいなかったからです. 正直, 専門用語が多くて分からないことが多かったけれど, 勢いで乗り越えました. 
着手はどうにかなったけれど, 問題は就活でした. 

私は公務員+学校職員希望なので, 6月といえば就活まっしぐら, 毎週末試験です. 結果から言うと, 国家公務員試験はすべて未受験にしました.
本当に時間がなかった. 公務員によっては, 現地に自ら願書を持っていかないと受理してくれない場所もあり, 私も着手発表が終わった翌日(木曜日)に急いで新幹線に乗って願書出しに行きました. ESなんて考えてる暇がなかったので, 新幹線の中で文字をこしらえて, 清書してました. それでとんぼ返りして, 二日後の土曜日に別の公務員試験を受けるという地獄. 

公務員試験は7月上旬まであり, 毎週土日が全て埋まりました. ここで, さらに運悪いことに, 6月末には大学の期末試験もあります. B4前期も講義をとってたので, 

6月前半: 
着手発表準備 + 空き時間ES + 公務員試験勉強
6月後半:
大学の期末試験 + 空き時間ES + 公務員試験勉強

という感じ. 時間がないのでほぼ研究室で缶詰. 
本当に時間がなかったので, 研究室の椅子3つつなげて寝てました. 
朝5時に勉強を切り上げて, シャワー浴びに家に帰り, 大学に戻って, 大学で若干寝るみたいな生活. 朝と昼と夜が地続きにつながるような, 永遠にこの時間が続くような, 地獄を感じました. 毎日何も代わり映えもしないし, 常に孤独. 

7月: 
怒涛の面接です. 
一週間に, 
(月〜火)仙台 (水〜金)つくばで講義&ゼミ&東京面接 (土日)京都
みたいなのをずっと繰り返してました.
夜行で地方に行き, 夜行で戻り, そのまま講義を受ける時もありました.
京都は連日38度, 夜でも35度で下がらないのに, クールビズ指定がなかったのでジャケット着用で面接しました. 当たり前ですが熱中症になり, 手足のしびれが止まらないまま, 夜行バスで戻り, 講義を受けました.

研究室変更後の研究室は, 夏休みとかは関係なくゼミは毎週ありました.
割と私の周りは夏休み丸々1ヶ月ゼミなし研究室の人がいたので, 夏休みになると本当に誰にも会わない. 唯一king研の友人だけ, 私と同じく一週間にゼミがある方針なので, よくフリスペで合いました. 一人でも会話をする人のいるありがたさ.

研究の進捗作業は新幹線の中か電車の中で行っていました. 

8月: 

お盆期間の一週間だけ唯一ゼミが休みでしたが, その週は就活の最終面接が2本入ってたので, ずっと移動&移動でした. 
38度の京都を脱出した次の日に訪れた仙台は18度とかで, 就活は精神力と体力と金の消耗戦だと思いました. 
8/23 就活終了. 

 

結論: 
一番重要な時期の6月前に, 研究室をやめるということはリスキー. 特に公務員試験志望の人は, 万が一研究室が合わない場合, やめるタイミングをよく見極めてほしい. 本来6月は公務員試験の追い込み時期で, 受験生はしっかり詰める段階なので, 本当に6月は勉強を放棄するべきではない. 

 


3. 研究室を辞めた理由

①教授と馬が合わない
話をしていて合理的でなく, 理不尽だなと思う時が多々ありました. 例です. 

4/25 ゼミを欠席する(欠席連絡は既に入れてあり)
4/26 ゼミ欠席した代わりの個人ゼミの日程を調節するものの, 互いに提示した日程が合わない
4/27 個人ゼミの日程調節している途中// 先生から研究室に来ないなんてやる気があるのか?, 等の文章が来る

※使用できる研究室は先生の研究個室であり, 先生が不在だと入られない.
だから先生に連絡を入れて, 都合の良い日時を伺ってから行くしかない. 
(共同研究室もあるが, ほぼ物置で使用できない状態)

研究室が常に解放されていて, それで来ないなら, やる気があるのか?の連絡が来ても仕方はないけれど, 先生が不在だと入れない研究室で, 個人ゼミの日程のやり取りをしている最中に, 「研究室に来ない, やる気がない」と送られるのは個人的に理不尽だと感じた. (それまでゼミにはちゃんと出席していた)

こういう感情論, 合理的ではないことでいわれることが割とあり, そのたびに疑問に思った. 

②研究ができない
割愛します.

③研究室の進行に疑問がある
当時, ゼミ生は5人でした. 私以外の4人は割とテーマが共通しているところもあり, 話が長かったのですが, 一人あたりに使う時間があまりにも違かった.
割と雑談をしながら進めるゼミだったので, 脱線+雑談で数時間溶けることもあり, ゼミの終了時刻も決まっていないこともあるので, 一向に終わらない.
私以外の他のゼミ生が最初に研究のテーマの指導を受けると, 4人+雑談で脱線で3,4時間くらい経っていて, 私の指導は10分で終了とかもよくありました. 

私は10分で終了するのに, 前の4人のゼミ生の指導はともかく, 雑談で3,4時間に時間が消費されるの何なんだろう...て少しだけ思いました. 雑談は指導の後に残りたい人だけでやったらいいのに...ってちょっとだけ思いました. 


④ゼミが週固定ではない
いつも, その日のゼミが終わると「来週いつあいてる?」形式で決めます.
そんなん指導教員1人+ゼミ生5人もいるから, 全員空いてる時間の方が少ない. 
いっそ週固定+一人あたりn時間と決めてほしい.
しかも, 「調整さん」とかLINEのツールとか色々文明の利器が世の中にはあるのに, 原始的に「この日は〇〇は駄目」という風に決めるから, 日程調整だけでも有に30分は消えていった…
また, 運が悪いことに, 先生もほとんどのゼミ生も大学から10分圏内に住んでるので, 土日が空いてる!といえば, 土日でもゼミを開催するスタンスだった. 
先生曰く「うちはイベントもやったり, 楽しい時は楽しむ, メリハリをつける研究室」らしいけど, 私からしたら休むべき土日に休めず, だらだら進行する研究室にメリハリもクソもないし, 土日が休めないのはとてもストレスだった. 
突発的にゼミが入るので, 諸々の予定も組めなかった. 

⑤その他Ⅰ
先生とのやり取りがLINE.
slackでよくね?

⑥その他Ⅱ

イベントごと多い.
キャバクラと肩を並べられる程度に多い. 

⑦その他Ⅲ
研究室辞める報告に対する返信3行 + BBQに来ないで下さい連絡8行
どんだけ来てほしくなかったの?

研究室の進行に対して性に合わないなと思うときが多かったのですが, ゼミ生に対しては負の感情は抱いてません. あしからず. 


終わり.