二重整形も告白「自分が望む“綺麗”を手に入れられるなら自己責任」
「驚きました。この言葉は以前から言い続けていたのですが、これほど反響があったのは初めてです。Togetterにもまとめられて1位を獲得していたので、反響の大きさを実感しました。『わかる!』とおっしゃる方も多くて、多くのコスプレイヤーが人に見られることによって、体やお肌に気を使っているのだと思いました」
――「勇気づけられた」というリプライがたくさんありました。
「とてもうれしいです。昔から年齢や周りの目で悩んで、コスプレを辞めていく人を見ていたので、少しでも抑止力になればと年齢を公表しました。コスプレに限らず、いくつになっても好きな趣味は辞めなくてもいいと思っています。“楽しい”は伝染します。楽しい人が増えれば世界は平和になると思っています」
――10年前の写真との比較投稿をした理由は何でしょうか?
「単純に『いいよ!』、『よかったよ!』をシェアしたいという気持ちのみです。自分が行なってよいと思った歯列矯正や二重整形、コスプレをして変わったビフォーアフターなども出しています。二重は毎日テープを使っていましたが、これから10年先、20年先になってもテープ貼ってるの?と思ったら、整形のほうがかぶれることもないし、皮も伸びないし、時短になると…」
――整形を公表をされた理由は何でしょうか?
「やってよかったと思ったからです。私も最初は公表するつもりはなかったのですが、二重埋没法をして、朝のメイクがとても楽になったので、『整形もよかったよ!』と公表しました。歯科矯正は認知されてますよね? 顔も同じく自分が望む“綺麗”を手に入れられるなら、自己責任ですし、本人次第でよいかと」
――アクションゲーム『ベヨネッタ』に出会ってコスプレを再開したと聞きました。
「ひと目惚れでした。スタイリッシュなドSの魔女が天使を狩るという設定です。ゲームの世界観も操作性も素晴らしく、私の人生を変えた作品です。ピッタリとした黒いキャットスーツのような衣装は髪の毛でできており、魔力を使うときに髪の毛を使うため、肌が露わになります。ベヨネッタはセクシーでエロくて強くてかっこいいです」
42歳でコスプレ、「全く抵抗はないです。若い方と会話ができて刺激的」
「今はまったくないです。若い方々と会話ができて刺激をいただいております。若い方はフットワークが軽いですし、行動が早いですね。私より上の方は少ないと思いますが、楽しんでらっしゃるのを見るのは、私もワクワクしますね」
――スタイルを維持するために、日々されていることはありますか?
「筋トレは毎日ではないですが、しております。また、太ったと思ったらすぐリカバリーできるくらいには意識しています。体重計はほとんど乗りませんが、体型は意識しています」
――最初にコスプレをはじめたきっかけは何ですか?
「最初は、同人誌を描いている側でした。自分のブースで売っているジャンルのコスプレをしたのが最初です(『新世紀エヴァンゲリオン』の赤木リツコ)。当時、19歳でした。声をかけていただいたりして、楽しかったですね」
――コスプレ歴はどれくらいでしょうか?
「19歳からなので、23年です。10年前に妊娠と出産でコスプレから離れましたが、歴は長いです」
――コスプレでこだわっている点を教えてください。
「理想のキャラクターはどんな素材の衣装を着ているか…安っぽくならないように気をつけています。写真から雰囲気を醸し出せることを目標にしています。シルエットも大事にしているので、肉体改造も厭わないです。あとはポージングや表情などでしょうか」
人生は見た目で変化するが信条「見た目が100%と言っても過言ではない」
「『ゾンビ屋れい子』の百合川サキ、姫園リルカ。『ONE PIECE』のボア・ハンコック、ニコ・ロビン。『BLACK LAGOON』のバラライカ、シェンホア、ロベルタ(ロザリタ)。『ベヨネッタ』のベヨネッタ。『るろうに剣心』の緋村剣心。『バイオハザード』のエイダ・ウォン、ジェシカ・シェラワット。『零』シリーズお黒澤怜、黒澤密花などなど、ほか多数です」
――外見でも妥協しないという信念があるようにお見受けします。
「はい。人間見た目が100%と言っても過言ではないと思います。人間、中身が大事と言われますが、中身を知るには、外見をクリアしないと見てもらえないと。見た目が変われば思考が変わる、思考が変われば行動が変わる、行動が変われば人生が変わる、が信条です。何事も、“これでいい”ではなく、“これがいい”を選ぶようにしています」
――コスプレイヤーとして、今後の活動予定などがありましたら教えてください。
「コスプレ界全体を盛り上げたいです。私は新潟県在住ですが、地方には海、山、温泉街、廃墟などなど、コスプレイヤーが求めるロケーションがたくさんあると思います。インバウンド、アウトバウンドで、地域活性化にひと役買えたらいいなと思います。また、公式レイヤーや海外招致レイヤーに選ばれるのも現在の夢です」