冬本番－。女子ラグビーにも１５人制の季節が到来だ。大阪で行われる全国高校ラグビー初日（１２月２７日）の恒例イベント「Ｕ１８花園女子１５人制」には今年もタフ＆キュートな首都圏育ちのラ組女子が多数出陣。一方、シニア女子１５人制の関東大会も９日に開幕。３月に行われる予定の全国女子選手権、さらに２１年の１５人制Ｗ杯を目指す熱い戦いが始まる！！ （文＆写真・大友信彦）
ＪＫ（女子高生）ラグビーは今年も熱い。女子ラグビーの黄金世代といえば昨季の高校３年生。Ｗ杯で世界のベスト１５入りした津久井萌（現・横河武蔵野アルテミスターズ／青学大１年）をはじめ、７人制と１５人制合わせて６人も日本代表入りを果たした学年だったが、今年のＪＫも逸材ぞろいだ。
昨年、１年で出場したＵ１８花園で独走トライを決めた松田凜日（国学院栃木高）は今季、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズで、年齢制限のないチャレンジチームで主将を務めるなどスケールアップ。松田と中学時代に同じチームだった安尾琴乃（ブレイブルーヴ）も初の花園メンバー入りと、同世代に刺激を与えている。西軍にも、関東から島根県の強豪・石見智翠館に進んだ２選手が出場する。
２０年には東京五輪で７人制が、２１年には１５人制女子Ｗ杯がニュージーランドで開催される。花園の戦いは世界への登竜門となる。
ＦＷ＜５＞阿部純佳（あべ・すみか） （１）ロック（２）栃木ストロベリーズ ／栃木・国学院栃木高３年（３）１６７センチ ６８キロ（４）中１・山形一中（５）チャレンジチームで太陽生命シリーズ出場 |
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ＨＢ＜１０＞高木萌結（たかぎ・もゆ） （１）スタンドオフ（２）千葉ペガサス／神奈川・法政二高３年（３）１６１センチ ５８キロ（４）小５・横浜ＲＳ（５）ラガールセブンで太陽生命セブンズシリーズ出場 |
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ＴＢ＜１１＞松井渓南（まつい・けいな） （１）ウイング（２）アルカス熊谷／埼玉・深谷高３年（３）１５８センチ ５７キロ（４）小６・アルカスジュニア（５）１７年ユースアジア大会優勝 |
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ＴＢ＜１２＞安尾琴乃（やすお・ことの） （１）センター（２）ブレイブルーヴ／東京・石神井高２年（３）１５６センチ ５８キロ（４）小２・昭島ＲＳ（５）関東大会高校の部優勝 |
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ＦＢ＜１５＞松田凜日（まつだ・りんか） （１）フルバック（２）栃木ストロベリーズ ／栃木・国学院栃木高２年（３）１７０センチ ６５キロ（４）小３・府中ジュニアＲＳ（５）父は元日本代表ＦＢ松田努さん |
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ＦＷ＜１＞松原朱音（まつばら・あかね） （１）プロップ（２）千葉ペガサス ／千葉・千葉北高３年（３）１５８センチ ６７キロ（４）小３・八千代ＲＦＣ（５）昨年に続く花園出場 |
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ＦＷ＜３＞春山瑠梨花（はるやま・るりか） （１）プロップ（２）栃木ストロベリーズ ／栃木・佐野高３年（３）１５２センチ ７０キロ（４）高２・佐野高（５）ドッジボールで世界大会優勝 |
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ＦＷ＜７＞小川すみれ子（おがわ・すみれこ） （１）フランカー（２）関東学院六浦高３年（３）１６１センチ ６２キロ（４）４歳・藤沢ＲＳ（５）１６年ＧＯＥでＮＺ留学。８月コベルコ杯関東主将 |
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ＦＷ＜２＞大谷妃奈子（おおたに・ひなこ） （１）フッカー（２）茨城・茗渓学園高３年（３）１６０センチ ７１キロ（４）小５・常総ジュニアＲＦＣ→茗渓学園中（５）献身的なプレー |
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ＦＷ＜４＞秋田若菜（あきた・わかな） （１）ロック（２）栃木ストロベリーズ／栃木・佐野高１年（３）１６６センチ ５８キロ（４）小５・足利ＲＳ→東毛ワイルドナイツＲＳ（５）ハードワーク |
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ＨＢ＜９＞高橋沙羅（たかはし・さら） （１）スクラムハーフ（２）千葉ペガサス／湘南工科大付属高２年（３）１５３センチ ５１キロ（４）鎌倉ＲＳ（５）１５年太陽生命カップ女子Ｕ１５に神奈川選抜で出場 |
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リザーブ＜１９＞篠原憩（しのはら・いこい） （１）フランカー（２）関東学院六浦高１年（３）１６０センチ ６０キロ（４）小３・大和ＲＳ（５）Ｕ１８全国女子セブンズには北海道選抜との合同チームで出場 |
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リザーブ＜２１＞杉田生璃（すぎた・いくり） （１）スタンドオフ（２）静岡・東海大翔洋高１年（３）１６１センチ ６０キロ（４）小１・深谷トリニタスＲＣ→埼玉・寄居中（５）８月のコベルコ杯には東海選抜で出場 |
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リザーブ＜２２＞増田結（ますだ・ゆい） （１）ウイング（２）千葉ペガサス／千葉・我孫子高３年（３）１６３センチ ５６キロ（４）４歳・我孫子ＲＳ（５）千葉ペガサスで太陽生命セブンズシリーズ出場 |
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【西軍】ＦＷ＜７＞長利奈々（おさり・なな） （１）フランカー（２）島根・石見智翠館高２年（３）１５８センチ ５９キロ（４）３歳・横浜ＲＳ（５）神奈川・笹下中時代にＵ１５神奈川選抜。石見智翠館の新年度主将 |
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【西軍】ＢＫ＜１４＞石田茉央（いしだ・まお） （１）ウイング（２）島根・石見智翠館高１年（３）１６０センチ ６１キロ（４）小１・多摩ＲＳ（５）東京・宮上中時代はブレイブルーヴに参加。Ｕ１８全国女子セブンズで１年生ながら優勝に貢献 |
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【注】＜ ＞数字は背番号 （１）ポジション （２）所属チーム／在籍校 （３）身長・体重 （４）ラグビーを始めた学年・スクール名 （５）主な経歴など
◆シニア女子１５人制は日体大好発進
シニア女子の１５人制も始まった。女子関東大会は９日に開幕。第１節は、前回女王の日体大が、横浜ＴＫＭ主体の合同チーム「Ｓｗｅｅｔｓ」に５０－５で圧勝し、太陽生命シリーズで年間優勝を獲得した７人制との２冠に向け好発進した。
もう１試合は、来季の太陽生命シリーズコアチーム昇格を決めた横河武蔵野アルテミスターズとアルカス熊谷、八戸学院大の合同チームが、東京フェニックス・千葉ペガサス・ブレイブルーヴで編成した「フェニペガルーヴ」を４６－１０で破った。２３日の第２節（日体大グラウンド）では初戦で勝った２チームが直接対決する。
大会には流通経大グレースを加えた５チームが参加し、２月１７日の第５節まで行われる。なお２月３日の第４節（熊谷）では関東大会高校生の部（７人制）も併催される。
シニアデビューを飾った横河のＳＨ津久井＝千葉県柏市の麗澤高校グラウンドで |
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