乃木坂46井上小百合、ファースト写真集　発売前に増刷

　人気アイドルグループ・乃木坂４６の井上小百合（２４）が１４日、東京・渋谷のＨＭＶ＆ＢＯＯＫＳ　ＳＨＩＢＵＹＡで、ファースト写真集「存在」（光文社刊）発売記念イベントを開催した。１２日に初版５万部と破格の扱いで発売され、しかも発売前にすでに１万部の増刷が決まっていたという話題作だ。

　井上は今年３月、乃木坂の冠番組「乃木坂工事中」（テレビ東京系）で「写真集を作りたい」とプレゼンし、企画が実現。以前から憧れていたスイスでオールロケを敢行、チューリヒ、ハイジ村、レマン湖のほとりなどで１週間撮影した。

　井上はイベント前に会見。写真集では下着姿や水着姿も披露し「恥ずかしかった」というが、「薄着で人前に出るのも苦手だったので、今回は殻を破って頑張ったと思うんですけど、たぶんこれが最初で最後だろうな」と話した。

　自己採点を聞かれると「いろんな人の気持ちも込めて１００点。見てくれた人が『いいなー』と思ってくれたら」と満面の笑み。全体的な仕上がりについては、「写真集を出すと決まった時、自分のやりたいことをやるより、ファンのみなさんへの恩返しのような形にできればいいなと感じたので、隅々まで感謝の一冊になったかなと思います」とアピールした。

　乃木坂のメンバーといえば、白石麻衣（２６）の写真集「パスポート」（講談社）は累計売り上げ３０万部を突破。齋藤飛鳥（２０）の写真集「潮騒」（幻冬舎）は累計発行２０万部を突破するなど、出版不況の中にあって別格のヒットを連発。井上の写真集がどこまでいくか注目を集めている。

　井上は目標の部数を聞かれると、「とにかく出せたことに感謝」と謙遜。来年の抱負を聞かれ、「とにかく元気に過ごしたい」と声を弾ませた。