新橋演舞場2月公演「二月競春名作喜劇公演」(来年2月2~23日)の製作発表が12日、東京のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルで開かれ、水谷八重子(79)、波乃久里子(73)、藤原紀香(47)らが出席した。
新派から水谷、波乃、松竹新喜劇からは渋谷天外(64)、藤山扇治郎(31)が出演。ゲスト出演する紀香が太夫道中に初挑戦する「華の太夫道中」や、「おばあちゃんの子守唄」を上演する。
紀香はこの日、1点ものという花魁(おいらん)の絵柄が入ったワンピース姿で登場し「役者のはしくれとして幸せな機会」と出演に感激。過去、水谷や藤山直美(59)ら大先輩たちが演じた喜美太夫役とあり「ビデオを擦り切れるぐらい見た。まねはできないが、本気でけいこして私なりのきみ子を考えてやりたい」と意気込んだ。
ポスター撮影では、夫で歌舞伎俳優片岡愛之助(46)が駆けつけて衣装を直したりするなどサポートしてくれたとか。波乃は「優しいご主人。本当にいいご夫妻」と目を細め、「紀香さんは素晴らしい太夫。こんなうれしいことはない」と共演を喜んだ。
また紀香は、今年を表す漢字1文字を問われ「ずっと駆けていたので『駆』です」と話した。