タレントの滝沢秀明(36)が12日、東京・有楽町のヒューリックホールで、主演するWOWOWの連続ドラマ「孤高のメス」(来年1月13日スタート、日曜午後10時)の完成披露試写会に出席した。
大鐘稔彦さんのベストセラー小説「孤高のメス~外科医当麻鉄彦~」が原作。臓器移植がタブー視されていた1980年代に米国で研さんを積んだ外科医の当麻鉄彦(滝沢)が地方都市の民間病院に赴任し、権力絶対主義の医療体制に立ち向かう。
外科医役に初挑戦した滝沢は、「当麻は自分の信念をすごく持っていて、男から見てもかっこいい。刺激を受けました」と語った。今年いっぱいで芸能活動を引退するため、自身にとって最後のドラマ出演作。また、俳優として会見に出席するのもこれが最後となる。
今年一年を表す漢字一文字を司会者から問われると「今回、僕は大きな決断をしましたので、『行』って字ですね」と答えた。引退後は裏方に回り、ジャニー喜多川社長を補佐しながら演出や後輩の育成にあたる。「今回の決断は、皆さんとの『さよなら』ではない。『さよなら』という言葉を僕は使いたくないので『行ってきます』という意味で」と意図を明かした。
「とにかく大きな男になって…まあ、身長は無理ですけど」と笑わせながら「皆さまの期待に応えられる男になりたい」と誓った。会見にはほかに仲村トオル(53)、工藤阿須加(27)、山本美月(27)、石丸幹二(53)、長塚京三(73)らも出席した。