【芸能・社会】新海誠監督の新作は「天気の子」 完成前から全世界公開決定2018年12月14日 紙面から
アニメ映画「君の名は。」の新海誠監督(45)の3年ぶりとなる新作「天気の子」(来年7月19日公開)の製作発表が13日、東京都内で行われ、概要やストーリーの報告、声の出演者に決まった新人俳優の醍醐虎汰朗(18)と森七菜(17)がお披露目された。 2016年8月に公開され国内興行収入250億円超(邦画歴代2位)、全世界興収約400億円という前作の記録的なメガヒットを受け、新作はすでに全世界公開が決定。世界がその動向を注目している新海監督のオリジナルストーリーは、離島からの家出少年(帆高)と不思議な力を持つ少女(陽菜)が運命に翻弄(ほんろう)されながら、みずからの生き方を選択する物語だ。 監督は新作の着想を「前作のプロモーションで消耗し空を見上げていた時。草原のように広がっていく積乱雲がビジュアル的なきっかけになった」と明かし、「誰もがこれは自分のものと思えるものをテーマに持っていこうと考えていたら、それは天気だと思った」という。日本アニメ界を代表するスタッフが結集、来年7月の完成をめざし製作中で「ど・エンターテインメントです。『君の…』ではなかった賛否が分かれる要素もあるが、間違いなくおもしろい映画になるように、まい進している」と宣言した。 醍醐と森は2000人のオーディションの中から、監督みずから「醍醐君は立ち居振る舞いが帆高に似ている。森さんは予想できないまさに天気のような瞬間がある子」と決定。クラスメート役でドラマでの共演があるという2人。決まったときは、醍醐が「ニヤニヤが止まらなかった」、森は「合格を何十年も待っていた気がして耳を疑った」と初々しさ全開で、ともに「頑張ります」と燃えていた。
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