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【芸能・社会】

堤真一×A.B.C-Z・橋本良亮 タッグで異色舞台

2018年12月14日 紙面から

舞台「良い子はみんなご褒美がもらえる」にダブル主演する堤真一(左)とA.B.C-Zの橋本良亮

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 アイドルグループ「A.B.C-Z」の橋本良亮(25)が、俳優の堤真一(54)とタッグを組む舞台「良い子はみんなご褒美がもらえる」(ウィル・タケット演出)が来年4月20日~5月7日に東京・TBS赤坂ACTシアターで上演されることが決まった。

 タイトルは和訳されたもので、オリジナルの「Every Good Boy Deserves Favour」は、英語圏でト音記号の五線譜上の音を覚えるための語呂合わせとして使われている言葉。

 今作は、映画「恋に落ちたシェイクスピア」などを手掛けた英の劇作家トム・ストッパードが、ジャズピアニストで作曲家のアンドレ・プレヴィンとともに創作した異色作で、日本初上演となる。

 物語は独裁国家の精神病棟が舞台。政治犯の男(堤)と、自分の前にオーケストラが存在していると主張する精神疾患者(橋本)。たまたま「アレクサンドル・イワノフ」という同姓同名の2人が、同室に収容される。2人を対比しながら舞台上でオーケストラが奏でる音楽とともに「自由意思」と「従う自由」の違いを問いかける。

 橋本は「35人のオーケストラと舞台上で同じ空間に存在するというのがどんな感じになるのか、まだ想像があまりつかないですが、すごいことだなって思うし、うれしい気持ちと緊張感が非常にあります」と語った上で「大先輩である堤真一さんとご一緒できることは非常に光栄で楽しみで仕方ありません。難しい題材ではありますが、堤さんの胸を借りて良い芝居ができるように、自分を信じて頑張りたいと思います」とコメントを寄せた。

 ストッパード作品は2年前の「アルカディア」に次いで2度目となる堤は「『社会の常識』から外れているとレッテルを貼られてしまった男がどのように自由を手にするのか、ストッパードが皮肉も込めてつくったこの作品をぜひ堪能してもらえたらうれしいです」と呼び掛けている。

 大阪公演は5月11、12日にフェスティバルホール(大阪市)で。

 

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