Windowsに標準搭載される「Windows Defender」。従来はセキュリティーソフトの名称だったが、今ではセキュリティー機能のブランド名になった。その機能の数々を紹介する。
Windows Defenderには、ウイルスに感染する可能性が高いファイルの実行を防止する機能が2つある。「Windows Defender SmartScreen」と「Windows Defender Device Guard」だ。
両者の違いは、ポリシー設定の要不要。SmartScreenはマイクロソフトが提供する情報に基づいてウイルスの実行などを防止する。一方Device Guardは、企業などの管理者が設定したポリシーに従ってファイルの実行の可否を判断する。
SmartScreenでは、WebブラウザーのEdgeと連携し、ウイルス感染につながりそうな危険なWebサイトへのアクセスを止めたり、警告を表示したりする。ウイルス感染の危険性があるかどうかは、マイクロソフトが判断する。
危険なサイトは、大きく5種類に分類される。1種類目はウイルスが置かれたサイト、2種類目はEdgeの脆弱性を突こうとするJavaScriptなどが設置されたサイト、3種類目はフィッシングサイトである。これらにアクセスしようとすると赤い警告が表示されてブロックされる。
4種類目は、ウイルスに感染するような悪質な広告が表示されるサイト。そのようなサイトにアクセスしようとすると、広告部分だけ表示されない。5種類目はフィッシングの可能性が高いサイト。アクセスすると警告のポップアップが表示され、フィッシングかどうかのフィードバックを求められる。
この他、Webサイトからウイルスをダウンロードしたり、ダウンロードしたウイルスらしきファイルを実行したりしようとすると警告を表示して処理を停止する。
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