ヤクルトの青木宣親外野手(36)が13日、東京都内の球団事務所で3年契約の2年目の契約交渉に臨み、現状維持の3億3000万円でサイン。メジャーから7年ぶりに古巣に復帰して2位にけん引した男はオフもリーダーシップを発揮。年明けから米ロサンゼルスで村上、西浦、上田らと自主トレを敢行。大補強中の巨人とは対照的に若手の底上げを狙う。
「出来上がった選手を使うより、若手を育てた方が、明るい未来があると思う」とチクリ。一方で「若い選手には、我こそはと自分をアピールしてほしい。無難にやってほしくない」と話した。
マリナーズ時代の同僚で巨人入りが決まった盟友・岩隈も自主トレに合流する予定。「ロスの家が近くてね。楽しみだね」。呉越同舟トレでどんな心理戦が展開されるか、こちらも見ものだ。 (竹下陽二)