期待の逸材に「増量プロジェクト」だ。ロッテが1月10日にスタートする新人合同自主トレで「食トレ」を実施して、ドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=の体重アップを図ることになった。
球団が課した1日の摂取カロリーは最多で7000キロカロリー。その数字は成人男性に必要といわれる2000キロカロリーの3倍超だ。
起床後の朝食からランチとディナーでおかわりするのは必須。さらにバナナやおにぎり、ゼリーにチョコを補食する「モグモグタイム」も設定し、キャンプインまでに現在の体重77キロから5キロアップの82キロにする方針だ。
楠コンディショニングディレクター兼育成統括は「藤原選手はまだ線が細い。通常のトレーニングはもちろん、食トレもテーマにしていこうと思っています」と説明。「長いシーズンを乗り切るプロとしての体が必要。一年通じてしっかりと食事の大事さと食事の管理をしてあげたい」と18歳ルーキーのバックアップにねじり鉢巻きだ。
藤原は「プロでは食べることも練習だと思うので、しっかり食べたいと思います。食べる方もしっかりと意識してギアを上げたい思います」とやる気十分。スター候補生が満腹中枢の刺激からプロ野球人生をスタートする。