---「日本を愛する子どもたちの育成」を目指した、京都版「つくる会歴史教科書」
「ジュニア日本文化検定」の中止を求める会
(略称:「ええんやろかの会」)
<呼びかけ人>
駒込 武(京都大学教員)
田中真人(同志社大学教員) ---下記注参照
仲尾 宏(京都造形芸術大学名誉教授)
林 功三(京都大学名誉教授) ---下記注参照
水野直樹(京都大学教員)
長志珠絵(神戸市外大教員)
<最近の動きから>
・テキストの改訂内容の全容が明らかになった!(2008年3月)
「ジュニア検定テキスト」の改訂内容一覧表(市教委作成文書)
・毎日新聞が特集記事「愛国心の押しつけ 批判集中」(2008.6.4)
・京都地裁判決で一部勝訴(2010.3.23) ---違法な随意契約として、総務課長に35万円の損害賠償命令
*事業の問題点と概要 | *「事業の概要と問題点」(『ねっとわーく京都』 2006年9月号) *京都市教委「ジュニア検定」の問題点(「心のノート」ガラガラポン 2007年1月4日号) |
*中止を求める会(ええんやろかの会)・学者らの動き | <2006年> ・市教委への申入書(06.6.9 「心の教育」はいらない!市民会議) ・「ええんやろか?の会」結成集会の呼び掛け(7.26) 7月26日、学者ら5名の呼びかけで市民運動がスタート 京都新聞記事(7月28日) ・「ええんやろか?の会」、検定の中止を求める署名活動を開始 (市教委への申入書と署名用紙) ・かえないで!教育基本法 10.15京都集会・デモ 講演:大内裕和さん(松山大学) 駒込武さん(京都大学)も、「ジュニア検定」の問題点を報告 ・学者グループらによる市教委への申し入れ(11月14日) 申入書と質問書 関係新聞記事 京都の歴史学者ら14名が、テキストの記述の誤りを指摘し、検定試験の中止を申し入れ ・全国の117名がジュニア検定中止の申入書を市教委に提出(11月17日) ・ジュニア検定テキスト改訂に関する申入れ(2007.11.28) 関連新聞報道 |
*連続学習会 | <2006年>第1期連続学習会 ・10月11日 (仲尾宏さん) ・10月25日 (高木博志さん)、 ・11月8日 (森理恵さん) ・10月29日 京都の人権の歴史を訪ねるスタディ・ウォーク(水野直樹さん) <2007年>第2期連続学習会 ・6月9日(土)「京都御所・御苑スタディ・ウォーク」 レクチャーと案内:高木博志さん(京都大学) ・6月20日(水)「ジェンダーという視点から」 講師:古久保さくらさん(大阪市立大学)、長志珠絵さん(神戸外国語大学) ・7月4日(水)「すぐきの肥料は誰が運んだか? --京野菜と在日朝鮮人のかかわり」 講師:高野昭雄さん(高校教員)、コメント:大石和男(京都大学農学部) ・7月18日(水)「各地のご当地検定実施状況」 講師:Kさん(新聞記者)、コメント:板垣竜太さん(同志社大学) <2008年>第3期連続学習会 案内チラシ ・スタディウォーク 6月7日(日) 水野直樹さんと訪ねる「洛北の近代」(三宅八幡宮~八瀬) 6月29日(日)高木博志さんと訪ねる宇治(山宣記念館その他) ・7月16日(水) 新内演奏「鬼ってだあれ? 歌物語「酒呑童子」 」(新内志寿さん) ・7月30日(水) 討論集会 「財界に蚕食された京都市の公教育」(北上田毅) |
*住民監査請求関係 | (1)住民監査請求請求書(2006.7.27) 「心の教育」はいらない!市民会議と、京都・市民・オンブズパースン委員会のメンバーら34名が住民監査請求 (2)請求人からの陳述書(北上田・駒込・蒔田) 市民・学者からみた事業の問題点を網羅! (3)京都市監査委員会に市教委から提出された陳述書(06.8.29) (4)多くの問題点を指摘した監査結果 (監査結果(9月26日):双方の主張の整理、監査委員会の判断) ・監査結果についての新聞記事 |
*住民訴訟関係資料 | <提訴>2006.10.25 原告23名 ・訴状、 ・関係新聞記事 <第1回口頭弁論(07.1.17)> ・原告代表が法廷で口頭陳述 <第2回口頭弁論(07.3.28)> ・被告第2準備書面(2007.3.20) <第3回口頭弁論(07.5.16)> ・原告第1準備書面(2007.5.11) ・原告からの求釈明(2007.5.15) <第4回口頭弁論(07.7.5)> ・被告釈明書(2007.7.4) <第5回口頭弁論(07.9.12)> ・原告第2準備書面(2007.9.11) ---テキストの誤りや問題点を詳述 ・原告からの再度の求釈明(2007.9.11) <第6回口頭弁論(07.11.8)> ・原告第3準備書面 ・被告第5準備書面---「教育行政、市長による教育内容への介入」等への反論 ・被告第6準備書面---テキスト内容の誤りの指摘に対する市教委の反論 ・被告第7準備書面---詳細な事実経過を初めて明らかにした! <第7回口頭弁論(08.1.24)> ・原告第4準備書面--被告第5準備書面への反論 ・原告第5準備書面--被告第6、7準備書面への反論 ・原告第6準備書面--各公金支出の違法性について 別表:ジュニア検定事業の経過(原告第5準備書面別表) ---事業の経過の全容が分かる一覧表です。 <第 回口頭弁論> ・原告第7準備書面 <第13回口頭弁論(09.3.25)> <第14回口頭弁論>(09.5.15) ・市教委の担当者大黒課長の証人尋問 ・大黒課長から提出された陳述書 <京都地裁判決で一部勝訴>(2010.3.23) 違法な随意契約として、総務課長に35万円の損害賠償命令 *判決文(PDFファイル) 前半(主文・事案の概要) *判決文(PDFファイル) 後半(争点に対する判断) ●「会計年度独立の原則違反、違法な随意契約」を認定 *京都電子計算との運営準備業務委託 ・「京都電子計算との運営準備業務委託は、違法な随意契約により締結されたもので あり、本件支出負担行為は違法である。」 ・「この契約は、平成18年度に入ってから契約締結やそれに基づく成果物の提出があ ったにもかかわらず、市教委は、平成17年度中にこれらが行なわれた形式を整えた。 会計年度独立の原則に反する違法があり、支出負担行為、 支出命令ともに違法であ る。」(ただし、損害がない。) *京都新聞開発からのテキスト購入 「平成18年度に入ってから本件支出負担行為や本件テキストの納入・検収があっ たにもかかわらず、市教委は、平成17年度にこれらが行なわれた形式を整えた。」 「本件支出には、会計年度独立の原則に関する違法があり、支出命令のみならず、 会計年度を偽る目的で行われた支出負担行為も違法である。」(ただし、損害がない。 *京都市(市教委)は控訴を断念--門川市長は、自らの責任追及を逃れるために、 幹部職員を切り捨てた! 「本件各支出の手続きの適法性、随意契約によって契約を締結したことの適法性を、 大阪高裁でさらに主張、立証することは困難」(門川市長決裁の控訴断念の決定書より) |
*関連資料 (2006年度) | ・「事業実施要綱」(市教委作成文書) (1)推進プロジェクトの委員長・市田ひろみ氏はどんな人? 市田ひろみ氏は、「新しい歴史教科書をつくる会」の理事(当時) (2)衆議院教育基本法特別委員会(06.5.30)での門川教育長の暴言(議事録) 門川教育長が国会で、「ジュニア検定の目的は、日本を愛する子どもたちの育成」と明言 (3)門川教育長から、各企業への協賛広告依頼文書(市教委作成文書) 教育長が直接、各企業にテキストへの広告掲載を依頼しているのですから驚きます。 (4)教科書検定基準(文部省告示) 「特定の営利企業、商品の宣伝」は禁止 (5)市教委からの、「全員受験」の指示文書(市教委作成文書) ・検定の「全員受験」を市教委が指示 ・9月末にも2回目の指示文書 (6)「国家戦略としての京都創生の提言」 「日本国家のアイデンティティを国民に自覚せしめ」という「京都創生」の一環として、ジュニア検定が始まった。 (7)11月に強行された検定試験問題 |
*始まったテキスト改訂作業 | <強まる批判に、市教委、ついにテキストの改訂を始める> (1)京都新聞開発が各校長に送ったテキスト改訂内容の文書(2007年11月) ・「ええんやろかの会」からの申入れ(2007.11.28) ・関連新聞記事 (2)テキストの改訂内容の全容が明らかになった!(2008年3月) 「ジュニア検定テキスト」の改訂内容一覧表(市教委作成文書) |
*配布チラシ等 | (1)2006.7.1学習会への呼び掛けチラシ テキストの問題点を考える集会を開催 講師:田中真人(同志社大学教員) (2)「ええんやろか?の会」結成集会の呼び掛けチラシ(2006.7.26) (3)市役所前配布チラシ(2006.8.1) (4)一般用チラシ(2006.6.30) (5)保護者向けチラシ(2006.8.4) (6)一般用チラシ(2006.11.10) (7)保護者や子どもたちへの呼びかけチラシを配布 |
<呼びかけ人の田中真人さんが2007年4月5日、林功三さんが12月16日ににお亡くなりになりました。
心からのご冥福をお祈りいたします。>
*校長に検定試験を実施しないよう申し入れましょう!
検定試験の受検は自由です!
・「検定を『実施する』又は『実施しない』ことについても、学校長の権限である。」
---住民訴訟における市教委釈明書(2007.7.4)
・「(市教委は)全員が受検することを指示したことはなく、強制していない。」
---住民訴訟における市教委第2準備書面(2007.3.20)
2007年6月9日(土)高木博志さん(京都大学)の案内で、京都御所・御苑でのスタディウォーク
近世と近代の天皇のあり方の違い、京都の町の変遷を学