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【大リーグ】

エンゼルスも雄星獲得に前向き あるぞ大谷との花巻東コンビ

2018年12月13日 紙面から

花巻東高時代の菊池雄星。高校の後輩、大谷とメジャーで同僚になる?=2009年8月、甲子園で

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 大リーグの編成担当者を含む球団首脳陣や選手の代理人らが一堂に会し、契約やトレード交渉を行うウインターミーティングの2日目が11日、米ネバダ州ラスベガスで開かれた。エンゼルスのエプラーGMは、西武からポスティングシステム(入札制度)でメジャー挑戦を目指す菊池雄星投手(27)の獲得について、前向きな姿勢を強調。この日はブルージェイズも獲得に向かう見込みと報じられ、名前が挙がる球団数は日を追って増えるばかりだ。

 花巻東高の先輩・菊池と後輩・大谷が、エンゼルスで同僚となるのだろうか。菊池について聞かれたエプラーGMは「特に何かを言える状況じゃない。だが、きっちりスカウティングはしてきた。現在、うちが投手と捕手を探しているのは事実だ」と前向きな姿勢を示した。球団地元紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)が報じた。

 エ軍は既に去就が決まった大物FA先発のコービン、イオバルディ獲得も目指していたため、同紙は「年俸2000万ドル(約22億6000万円)級の投手を狙う予算があるはず」。菊池の契約は、大方の米メディアが4~5年総額5000万~6000万ドル(約56億5000~67億8000万円)と予想しているため、予算は十分だ。球団公式サイトも「現時点ではスカッグス、ヒーニーとバリアしかローテは確定していない」と伝え、菊池の獲得を後押しした。

 ブルージェイズも攻勢に出る見込みだ。「菊池がターゲットになるようだ。ブ軍は先発3番手候補として獲得に向かう下準備を整え、ボラス代理人との連絡を絶やさないようにするもよう」と、地元放送局スポーツネット(同)。

 一方、ツインズの地元紙ミネアポリス・スタートリビューン(同)は「チームは菊池に興味があるが、獲得できる自信がない。ヤンキースやマリナーズなど、野球狂の国(日本)から来た選手たちが所属した実績を持つチームが、候補に挙がっているからだろう。真剣に参戦する見込みは薄そうだ」とした。

 雄星争奪戦の参戦を表明しているのは、他にヤンキース、マリナーズ、ジャイアンツ、レンジャーズ。まだ候補が絞られる段階ではなく水面下での駆け引きが続く。

 

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