中国嫁606-02
 と、いうわけで、バオバオさん幼稚園に通います。






『中国人のこころ
「ことば」からみる思考と感覚 』(集英社新書)

に推薦文を送りました!

中国人のこころ01
中国解析本ってのはいろいろあります。
取材に基づくものとか、経験に基づくものとか、歴史に基づくものとか。

この本は「言語」によって中国を解析する本です。


私は常々、使う言語によって人間は考え方や感じ方を支配される……
と思っておりました。
卓球の福原愛選手が「中国語で考えると卓球が強くなる」と言ったアレです。

福原愛選手は、ネイティブ並みの中国東北弁を喋ります。
で、思考を中国語に切り替えると卓球が強くなると言うのです。
これ「サピア=ウォーノフの仮説(言語相対性仮説)」というのだと、
この本で知りました。

ちゃんと定義されてたんだなあ!


中国人はもちろん中国語を喋り、中国語で考えるわけですから、
中国語に物事の捉え方や考え方が滲むのは当たり前。
中国語を分析すれば、中国人がわかる。
なるほど納得力が高い

で、なんと、この本はかなり真面目な本です
俺が今までオビにコメント寄せた本の中でおそらく一番堅い。
学者が真正面から中国語に切り込んでいく本です。

だからこそめちゃくちゃ面白いです!



中国人のこころ02
(本書目次より)

第一章なんか「あいづち」だけで埋まっとるがな!

いや、この日中のあいづちの違いだけでもかなり面白いデスよ。
本屋にあったらこの部分だけでも読むといいです。
明日から使えるトリビアの塊です。


何度も言いますが、かなり堅い本です。
でもだからこそ面白い本です。

12月14日発売です