トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

[大学サッカー]早大・相馬、2冠狙う きょうから大学選手権

2018年12月12日 紙面から

大学日本一に輝くことを誓った(左から)筑波大MF三笘、早大MF相馬、明大DF岩武、法大FW上田=東京都文京区のJFAハウスで(関孝伸撮影)

写真

 サッカーの第67回全日本大学選手権は12日に関東各地で始まり、22日の決勝まで熱戦を繰り広げる。全日本大学連盟は開幕前日の11日、東京都内で記者会見を開催。早大(関東第1)のMF相馬勇紀(4年・三菱養和SCユース)=J1名古屋への来季加入内定、筑波大(関東第2)のMF三笘薫(3年・川崎U-18)=J1川崎への2020年加入内定、法大(関東第3)のFW上田綺世(2年・鹿島学園)、明大(総理大臣杯全日本大学トーナメント優勝、関東第5)のDF岩武克弥(4年・大分U-18)=J1浦和への来季加入内定=が出席し、大会制覇への意気込みを語った。

 名古屋の特別指定選手としてJリーグでも既にその実力のほどを見せつけている早大のエース相馬が、2冠獲得へ自信を見せた。関東大学1部リーグ制覇に続くタイトル奪取に向け「もちろん、優勝を狙います。日本一の景色(を見ること)しか目指していません」と言い切った。

 かつては単なるチャンスメーカーだったが、今季はプロで通用する高いレベルへの成長を強く意識し、より危険なアタッカーへと変貌を遂げた。ゴールネットを自分自身で揺らすことにも貪欲になった結果、早大での得点数を増やし、さらにはJ1初ゴールもマーク。「アシストだけではなくて、得点もできるところに注目してほしいです」と、自らのプレースタイルの進化をアピールできるまでになった。

 アマ生活のラストとなる今大会では、チームの優勝のみならず、個人としての最高の名誉にも欲を見せる。

 「あんまり言っていないことなんですけど、活躍して最後に(大会)MVPを取りたいです」

 プレーの幅を広げた大学屈指のMFが、相手守備陣をパニックに陥れ、有終の美を笑顔で飾る。 (関孝伸)

 ▽明大・岩武「明治は全員が同じ方向を向けば強いので、そうなるようにしたいですし、今はそうなっていると思います。優勝する自信は当然あります。自分は守備の選手なので、失点ゼロでチームに貢献したいです」

 ▽法大・上田「自分が(FWとしての)仕事をして、チームの結果がついてくるようにしたいと思います。僕が点を取れば負けないというデータもあるので、常に点を狙うスタイルを意識してやっていきます」

◆筑波大・三笘 三度目の正直を!!

 筑波大の三笘は3年分の思いをぶつける。

 前々回は優勝したものの、自身は完全なる中心選手ではまだなく、「貢献できたという気持ちはあんまり持てませんでした」と不完全燃焼に終わっている。U-20日本代表のタイ遠征から帰国したばかりのタイミングだった前回は、けがも抱えていたことから出番なし。チームは準々決勝で敗れ「ふがいなかったです」と唇をかむ結果に甘んじた。

 迎える今回は“三度目の正直”にかける。「自分がこのチームにタイトルをもたらしたいです。絶対に優勝したいです。いい(年越し)そばを食いたいです」と言葉に力を込めた。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ