神戸がC大阪の元日本代表MF山口蛍(28)=写真=を完全移籍で獲得することが11日、決定的となった。複数の関係者によると、C大阪側の懸命の慰留も及ばず、既に神戸側が正式オファーを出し、山口側も大筋で合意しているという。年俸1億円超の3年契約で総額4億円超の大型契約とみられる。
高い危機察知力とボール奪取力にたける山口は、神戸が採用する逆三角形型中盤の「アンカー」に最適。無尽蔵の運動量はMFイニエスタやFWポドルスキの守備負担を軽減することにもなる。
神戸は元スペイン代表FWビジャに続く大型補強に成功。さらに左右両サイドバックをこなすG大阪の元日本代表DF初瀬亮(21)の獲得も決定的となっており、アジアのナンバーワンクラブを目標に掲げる三木谷会長の本気度が今オフも示される形となった。