ロッテの抑え右腕・内竜也投手(33)が11日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、900万円アップの5400万円でサインした。
プロ15年目の今季はともに自己最多となる58試合登板と26セーブをマーク。ただ、7月の4試合連続失点など救援失敗も目立っただけに、「勝ちを消すことがどれだけチームの勢いをなくすか痛感した」。昇給にも浮かれる様子はなく、厳しい表情をみせた。
11月に右肘を手術。自身の体にメスを入れたのはプロ入りしてから9度目だ。手術歴は2007年の右肩手術を皮切りに10年から5年連続。14年には右肘と右足首手術の入院中に盲腸を患う苦い経験も味わった。
そんな右腕は交渉の席で球団に対して「不死鳥グッズ」の製作をおねだり。度重なるケガから復帰してきた自身の経験を踏まえて、7月に右肘を手術した佐々木らケガをした選手の励みになればという思いを込めた珍要求だ。
来季目標は「今年以上の成績」。胴上げ投手を見据え「シーズン最後まで野球をしたい」と力を込めた。 (小林良二)