例えばね。1995年くらいまでは65万人と言われた在日の7割相当は朝鮮籍だった。その7割相当の朝鮮籍のほとんどが現在の韓国出身だった。なぜ南出身の者達が"北"を選択したか知っている人間が何人いる?断っておくが朝鮮総連の宣伝扇動によるものではないぞ。
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前述の通り、強制連行や徴用又は生活の糧を求めて彷徨った者達であるがゆえに、極度の貧困にさらされた事に加え、在日朝鮮人は国権を簒奪された流浪の民であったがゆえに、人としてのあらゆる迫害を日帝並びに日本人から受ける事と相成ります。その詳細については割愛します。
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ここで満州へ流れた朝鮮人について触れておきますが、現延辺朝鮮族自治州が発生する事になった所以は日本による朝鮮の植民地化によるものです。日本に流れた朝鮮人と同じく塗炭の苦しみを経験しております。なお、満州へ流れた者達の中で銃を持って日帝に抗った者達が後に金日成を中心としてDPRK(続
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を建国する事となります。ご承知の通りソビエトの強力な後押しを受けながら。日本に話を戻します。1945年8月15日の解放を機に、当時200万と言われた在日朝鮮人の殆どが帰国の途に付きますが、その帰国先は後年1959年に開始される「帰国事業」先である朝鮮(DPRK)ではなく全員が南を目指しました。
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そのうち朝鮮戦争が勃発することにより帰国は鎮静化する事になるのですが、解放後の日本において在日朝鮮人達は流浪の民となった悲劇を二度と繰り返すまいと組織的に学校を設立したり、権利獲得のための大衆運動に参加するなどの動きが顕在化します。解放後から朝鮮戦争終了後あたりまでの(続
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在日朝鮮人による大衆運動については長くなるために割愛しますが、その頃すでに李承晩を首班とする韓国を支持するグループと金日成を首班とする朝鮮を支持するグループに分かれておりました。(続
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1954年8月、ここで多くの在日を決定的にDPRK支持へと傾けた事案が発生します。「南日外相声明」と呼ばれるもので当時の朝鮮政府が日本政府による在日朝鮮人への処遇に抗議し「在日朝鮮人は共和国の在外公民」という声明を発表するのです(続 写真は朝鮮戦争時の南日将軍(後の外相)pic.twitter.com/y3BUjRQx4n
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日本の方々にとってみれば南日外相による「在日朝鮮人は共和国の在外公民」という声明がどれだけのインパクトがあったか中々ピンと来ないと思います。よって想像をして頂きたいのですが、国を奪われ貧困と差別に苦しみながらも誰からの保護も受けられず、されるがままの生活を送らざるを得なかった(続
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在日朝鮮人にとって"国家による庇護を受けられる"、"我々を見捨てなかった"という気持ちは想像以上のものであったという事を。私自身、既に鬼籍に入った大勢の1世から"当時から金日成への過度な賞賛は心に引っ掛かっていた。だがあの声明を聞いた時の感激は忘れる事が出来ない"(続
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中には"我々は金日成主席に大恩がある"とまで言う老人もおりました。思想信条で、つまり共産主義を信奉するか否かというギスギスした話では決してないのです。もっと深い、心の中にある暗闇に訴えかけるインパクトがあの声明にあったのです。(続
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声明を受け、在日朝鮮人は声明発表の翌年である1955年5月に朝鮮総連を結成し、ほぼ8割方の在日朝鮮人がこれに所属する事となります。さて一方の韓国はどうか?日本と共産主義を蛇蝎の様に嫌ったと言われる李承晩ですが、どっこい自国政府要人に日帝に協力した者達を大勢雇っておりました。(続
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次に彼の辿った足跡ですが、南満州の極寒の地で日本軍と直接戦闘を繰り広げていた金日成とは比較になりません。次に朴正煕。この者はあろうことか日本軍に協力した手先であったばかりでなく、日韓条約を通じて日本の植民地時代を肯定的に見ていた保守派と手を結び植民地支配の清算を曖昧にした。(続
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全斗煥や盧泰愚などは朴正煕に連なる系譜です。全斗煥などは自国民を大量に殺害しただけに止まらず、植民地支配の象徴であった天皇と会ったりしています。更にもう一つ重要な点を付け加えますが、歴代韓国執権者達は在日朝鮮人を完璧に無視しておりました。気にも留めなかったのです。(続
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無視をし続けた韓国政府に対し、前述の声明に代表される"常に在日の庇護者として日本政府に毅然とした態度を取り続けた"朝鮮。長くなりましたが以上が、少なくとも1990年代後半まで圧倒的多数の在日が朝鮮を支持した理由なのです。他にも触れるべき多くの要因がありますがまずは本日はここまで(了)
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