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【芸能・社会】

宇多田ヒカル、感涙 12年ぶり全国ツアーファイナル

2018年12月10日 紙面から

満面の笑みでファンの声援に応える宇多田ヒカル=千葉・幕張メッセで

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 歌手宇多田ヒカル(35)の12年ぶりの全国ツアー「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」のファイナル公演が、デビュー20周年記念日の9日、千葉・幕張メッセ国際展示場で行われ、1万4000人のファンが宇多田の“完走唱”に酔いしれた。

 大歓声に迎えられた宇多田は黒いドレス姿でステージに。「あなた/ANATA」から歌い出した。曲間には「今日は最終日! 待たせてごめんね」などと呼び掛け、ファンの興奮をあおった。

 本格的なライブは「人間活動のため」を理由に活動休止に入る直前に行った、2010年12月の横浜アリーナでの「WILD LIFE」以来、8年ぶり。全国ツアーとしては06年の「UTADA UNITED」以来12年ぶりで、6都市で全12公演を行い、14万人を動員した。

 プライベートでは、07年に写真家紀里谷和明さん(50)と4年の結婚生活で破局。14年に再婚したイタリア人男性とは、15年に第1子の男児をもうけたものの、今春に離婚していたことが明らかになった。

 激動の“人間活動”を経て、ステージに帰ってきた宇多田はステージから「いろんなところから来てくれてありがとう。きょうは20周年記念日です。その日をこんなふうに過ごせて幸せです。本当は誕生日とか、会の主役になるのは苦手なんだけど、これは素直に喜んでおきます。ありがとう!」と総立ちのファンにあいさつ。会場から上がる「ヒッキー!」などの声に、宇多田は「冒頭からそんなに泣かせないで」などと言って、涙ぐむ場面もあった。

 ステージでは、デビュー曲「Automatic」や「First Love」など初期の代表曲から最新アルバム「初恋」の収録曲まで全20曲を熱唱。20周年と、久しぶりのツアーの“完走”の喜びをかみしめるようにラストまで1曲、1曲を丁寧に歌い上げた。 

 

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