DeNAのアレックス・ラミレス監督(44)が9日、来季から1軍公式戦に出場可能な出場選手登録枠が1増の29人になることを歓迎した。「現時点では投手を増やすのがベストかな。リリーフを9人にしたい」とブルペンの厚みを増す方向で考えている。
早めの継投が多い指揮官の下、今季は砂田の70試合を筆頭に三上、三嶋、パットン、山崎、エスコバーと6人が50試合以上に登板。5月24日までチーム防御率リーグ1位だった序盤の躍進を支えた一方、ブルペン陣への負担の集中が夏場の失速につながった面もある。
それだけに「コンディション的には、かなり良い影響がある」と大歓迎。試合展開によっては「シーズン終盤のような継投を序盤からやる可能性も高くなる」と小刻みにつなぐ“マシンガン継投”も視野に入れる。選手起用の幅が広がるからこそ、継投がますます腕の見せ所となる。
この日は家族とともに休暇を過ごすカリブ海のアルーバ島へ成田空港から出発。
年内に日本に戻る予定で、「1、2日は野球に時間を使おうと思う。キャンプの準備をしないと」と笑顔で手を振った。 (小林孝一郎)