日本ハムの大田泰示外野手(28)が9日、新加入する台湾・ラミゴの王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)にライバル心をむき出しにした。
この日、東京都内で開かれた「東京ドームシーズンシートオーナーズパーティー」に参加。和気あいあいとトークショーが進む中、大田に王の話題が振られたときだった。会場のスクリーンには“台湾の大王”の異名をとった4割打者・王のホームランシーンの総集編が流れた。大田は突然の演出に「映すなよ。こんな良いところばっかり映したら…。オレを蹴落としにきてるな」とツッコミを入れ、会場の爆笑を誘った。
来季の外野は王のほかにも西川、近藤、清宮、浅間がおり超激戦区。三塁の練習もしているとはいえ、本職は外野で当然、出場機会を争うライバルになるのは必至だ。
大田は「(どんなプレーヤーか)分からないから怖いんですよ。でもそういうこと言うと『ビビってる』って新聞に書かれる。ビビってるから練習するんですよ!」と力強く語り、最後には「ワン・ボーロンに勝てるように頑張ります」と鼻息荒く宣戦布告した。 (土屋善文)