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【プロ野球】

広島ドラ1・小園、誠也の背番「51」 日本一のショートへ新人王目指す

2018年12月11日 紙面から

背番号51の真新しいユニホームを身にまとい活躍を誓う広島・小園海斗=広島市内のホテルで(飯室逸平撮影)

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 広島は10日、広島市内のホテルで新人8選手の入団発表会見を行った。ドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=は新人王獲得を目標に掲げた。高卒1年目野手では1988年の中日・立浪和義以来となる偉業へ、日本一のショートを目指す期待のルーキーが突き進んでいく。

 金びょうぶをバックにカープのユニホームに袖を通すと、無数のフラッシュを一身に浴びた。約600人のカープファンクラブ会員も見つめる入団会見。緊張感が漂う中、小園は「走攻守で、日本を代表するようなショートになっていけるように頑張っていきたい」と決意表明した。

 身にまとったユニホームの背番号は、鈴木が今季までつけていた「51」。期待の表れだ。「非常に重みのある番号でプレッシャーも感じるけど、力に変えていけるように」。51番は鈴木の他にイチローら外野手に多いが、自身の活躍で内野手の印象を強めるつもりだ。

 緒方監督は「下半身がどっしりしている」と目を細め、来春キャンプ1軍スタートに関しては「想定している」と示唆。1月の合同自主トレの動きなどを見ながら最終決定する方針だ。小園は開幕1軍入りはもちろん、その先の大きな目標も見据える。

 「特に自分たちの代はすごい世代と言われているので、(世代の)代表になれるように。新人王を取れるように頑張ります」。大阪桐蔭の根尾や藤原ら同世代のライバルたちに負けるつもりはない。ひときわ存在感を放ち、高卒1年目野手では1988年の中日・立浪和義以来の栄誉を手にする腹づもりだ。

 遊撃にも「内野で一番華がある」とこだわりを持つ。チームには遊撃手として田中が立ちはだかるが「すごい選手なので追いつき、追い抜けるようにやっていきたい」と力強く話した。将来的にはトリプルスリーやベストナイン獲得も目標に掲げる黄金ルーキー。「積極的なプレーで球場を魅了するように頑張っていきたいと思います」。希望に満ちあふれ、プロでの第一歩を踏み出す。 (田中哲)

 

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