小笠原、高校時代＆１年目の型に新グラブを準備　原点回帰で巻き返す

　原点回帰だ。中日の小笠原慎之介投手（２１）が来季に向けて新グラブを準備している。高校時代の仕様に戻し、さらに地元愛あふれる相棒を携えて、巻き返しへ突き進む。

　もう一度、２年前の感覚を思い出す。「一度元に戻すのもありかな、と思いました。これまでのものと併用してみて考えます」。小笠原は昨年から小指の穴に薬指も一緒に入れるグラブを使用。メジャー屈指の強力左腕、カーショー（ドジャース）に近いモデルで、投球時に右手が握りやすくなる利点があった。だが来季に向け、１年目まで使っていた型をミズノ社に発注。既に届き、現在はなじませている段階だ。