朝ドラまんぷく62話、ダネイホンの味を改良し、全国販売のために東京進出を決めたたちばな栄養食品。
ワカメから昆布に替えたことで味がおいしくなったということで、本日のスーパーでは、昆布が売れ切れ状態になるかも(?)。
売れ切れと言えば、切り捨てられるという似たような言葉。この味が分からん人間は切り捨てるという世良の発言に、タカちゃんラバーズ(小松原、堀、増田)の「切り捨てられる気持ちはよう分かる」の言葉の妙。
次週の東京編では、スーツ姿の増田にキュンキュンする奥様方が続出すると予言して、また明日。
増田誠一役・辻岡甚佐(つじおかじんすけ)さん公式プロフィール(所属事務所スターダストプロモーション)
朝ドラまんぷく(62話12月11日)あらすじとセリフ
萬平:塩作りをやめて ダネイホンの製造販売に専念する。社名もたちばな塩業から たちばな栄養食品に変更する。
福ちゃんと萬平さんたちの再スタートです。
●泉大津の海岸
神部:この鉄板に海水を流すのは重労働やったなあ。
岡:真夏はほんま死ぬかと思うたわ。
堺:こんなこと やってられへんって何べん思たか。
倉永:ほんでも 塩作りをやめるとなったら 何や寂しいのう。
神部:これからは みんな ダネイホンを作るっちゅうことか。
森本:みんなでできるとは思えんな。
岡:どういうこっちゃ。
森本:こんなに人数いらんて 半分くらいはクビになるかもしれんぞ。
堺:えっ!
神部:社長がそんなことするわけないやろ。
森本:そういうこともありえるって言うとるだけじゃ。
岡:社長はやさしい人やぞ。
神部:社長の頭の中には 新しい会社の姿がちゃんと見えてんねや。
●たちばな栄養食品
世良:立花君には見えてない。
萬平:見えてないって…。
福子:どういうことですか 世良さん。
世良: ダネイホンを全国に売り出そういうんはええ。そのためには 世良勝夫が仏要やと僕を呼んだんは大正解や。
鈴:何が見えてないの。
世良:客です。全国の誰に売るつもりや。
真一:そら 今まで大阪の病院に卸してたんやから。
福子:全国の病院に。
世良:それがあかんのや。これからは一般人にも売っていくんや。
萬平:一般人。
世良:日本中の老若男女にダネイホンを知ってもらういうこっちゃ。
鈴:そやけど 前にダネイホン作った時…。
福子:大阪で試食販売しました。
真一:不評だったんやろ 一般人には。
萬平:だから病院に卸したんです。
世良:そんなもん 味を改良して おいしいダネイホンにしたらええやないか。
福子:おいしいダネイホンって。
世良:栄養失調の人間は病院だけにおるわけやないど。家で寝込んでるもん 町なかで動けんようになってるもん そこここに ぎょうさんおるんやで。
真一:確かに。
萬平:おいしいダネイホン…。
福子:う~ん せやけど…。
♪
堀:ああっ!
赤津:腕が!
長久保:つりそうや!
小松原:そのうち慣れますよ。
赤津:うるさい。
真一:やめや。ダネイホンの中身が変わるかもしれん。
一同:ええっ!
♪
福子:ようできた。すごいね 源ちゃん。
萬平:最初に作ったダネイホンは 今よりもっとまずかったんだよな。スモモで甘みを加えて なんとか食べられる味にしたんだ。それを更においしくする…。
福子:もっと何か加えるんですか。
萬平:ああ? 今は牛骨からタンパク質 ビタミンA ビタミンD。スモモと菜種油からビタミンE。ワカメからはビタミンK。ミネラルは塩。
福子:お砂糖を加えるとか。
萬平:砂糖は高い。原価が上がれば商品の値段が高くなる。
福子:そしたら みんな買いませんよね。
萬平:ああっ もう どうしたらいいんだ!
♪
鈴:ダネイホンの味を変えるなんて 私は反対。
福子:そやけど 一般の人に買うてもらうには そうしないとって。
鈴:世良さんが言うことはねえ。大体 おの人は昔からうさんくさいやない。
福子:萬平さんは信頼してます。
鈴:萬平さんは世間知らずのとこがあるから。
福子:私の旦那様を そんなふうに言わんといて下さい。
鈴:私は あなたと源ちゃんのことを心配してるの。欲かいて 失敗したらどうするんよ。
(ため息)
鈴:今日のお出汁は どうしようかしら。カツオ節か 煮干しか そうか…。
福子:あっ!あっ あっ あっ あっ あっ あっ あっ。萬平さん!昆布!昆布!
萬平:ああ?昆布?
福子:昆布には どういう栄養があるんですか。
萬平:昆布 昆布… ああ あった あった あった。ビタミンA ビタミンE ビタミンK タンパク質。
福子:やっぱり みんな入ってる!そしたら ワカメを昆布に替えましょう。
萬平:替えたら ダネイホンはおいしくなるのか。
福子:そやかて 昆布は出汁に使われているんですよ。料理をおいしくするのが昆布です。
萬平:福子。
福子:はい。
萬平:どうして僕は今まで こんな簡単なことに気が付かなかったんだ。
♪
神部:昆布です。
岡:これでダネイホンを?
萬平:作ってみよう。
そして その週末 いつものようにタカちゃんがお手伝いにやって来ました。
神部:タカちゃん。
タカ:神部さん。
神部:今日は新しいダネイホンの試食会やで。
タカ:えっ。
神部:荷物 持つわ。
タカ:ありがとう。
神部:行こ。
堀:もう おいどんの入る余地は なかね。
小松原:見込みなしやな。
増田:完全に僕たちは切り捨てられました。
♪
萬平:全員 手元に渡ったか。
一同:はい。
萬平:それでは 新しくなったダネイホンの試食会を行う。
世良:自信の程は どうなんや 立花君。
萬平:そりゃあ うまく出来たと思ってますけど。
神部:絶対うまいですよ。
真一:でも みんなの意見は 果たして どうか。
鈴:まずければ まずいとはっきり言いますからね 私は。
福子:お母さん。
萬平:いいんだ 福子。全員とまではいかなくても ここにいる8割ぐらいがおいしいと言ってくれなきゃ商品にはならない。
世良:そのとおり。
萬平:よし。さあ 食べてみてくれ。
はい。
頂きます。
頂きます。
福子:んっ! うん! おいしくなった!
神部:ですやろ。
鈴:どうかしら。
僕の口には合いません。
萬平:えっ!
タカ:私はおいしいと思います。
世良:う~ん。
萬平:よし 多数決をとろう。新しくなったダネイホンがおいしくなったと思う者。
はい。
鈴:前のよりは ええかも。
岡:昆布の出汁が利いて うまいです。
森本:わしは気に入りました。
世良:まあ 合格点や。
萬平:手をあげなかったのは 野村 堺 倉永か。
野村:わいは 正直言うて…。
堺:前のんが好きです。
萬平:倉永は。
倉永:僕は 違いがよう分かりません。
赤津:何で分からんのや。
峰岸:全然ちゃうやないか。
真一:まあ 世の中の人間全員に気に入られる商品はないやろう。
世良:ここまで支持されたら十分や。
萬平:はい。
世良:これが気に入らんいうもんは 切り捨ててよし。
野村:切り捨ててよし!?
倉永:僕ら 切り捨てられたんですか!?
堺:そんな殺生な!
小松原:かわいそうに。切り捨てられる気持ちは よう分かる。
増田:ほんまや。
世良:そしたら このダネイホンを日本中に売っていこう。
佐久間:日本中?
長久保:ほんまに売れるんですか。
世良:売れるんですかやのうて 売るんや。そのためには まずは東京進出やで 立花君。
萬平:東京進出?
福子:東京?
世良:こうなったら 日本の中心に販売と宣伝のための子会社を作るんや。
真一:子会社か… そらそうやな。
鈴:どうして世良さんがそんなこと決めるんですか。東京に出ていくなんて やめてちょうだい。
福子:また お母さん。
世良:何でですか。
鈴:東京には人情がないって聞いてます。冷たい人ばっかりやって。
野村:わいも聞いたことある。
福子:冷たいって どういうこと。
鈴:妊婦さんが道で急に産気づいてうずくまったのに 誰も助けてくれなかったって。
タカ:ええっ。
赤津:ほんまですか!?
大和田:それは人情がないどころやない。
岡:鬼の集まりや。
福子:そんなん誰が見たんよ。
鈴:聞いた話やって言うてるでしょ。東京は駄目。だから あなたは大阪で赤ちゃんを産みなさい。
福子:はい?
鈴:2人目を 早くつくるの。
福子:はっ えっ…。今 そんなこと どうでもいいでしょ!
世良:何の話や。
♪
福子:どうするんですか 萬平さん。
萬平:東京に会社を作る。お義母さんは ああいうふうに言ってるけれど 確かにあの人は うさんくさくて調子に乗るところがあるかもしれないけど 僕はどうしても嫌いになれないんだよなあ。世良さんが僕のことを認めてくれてることは本心だと思うし 僕らのどばっちりを受けて 進駐軍に逮捕された時も まあ「どないしてくれんねん」くらいのことは言ってたけどな。
福子:萬平さんは 一度信用した人はとことん信じる人ですもんね。
萬平:でも 東京に行くと決めたのは僕だ。もし失敗しても それは僕の責任だ。
福子:お母さんは私が説得します。
萬平:お前は不安じゃないのか。
福子:不安になるわけないでしょ。むしろ ワクワクしてます。
萬平:ありがとう 福子。
でも福ちゃんが鈴さんを説得する必要はありませんでした。
(鈴さんの夢枕)
咲:いい絵やわ。きれいに描いてもろて よかったわね お母さん。
鈴:咲。忠彦さんが描いてくれたのよ。
咲:知ってます。観音様でしょ。
鈴:そう 観音様の私。
咲:そしたら もっとおおらかでいないとね。
鈴:え…。
咲:ダネイホンを日本中に売るの賛成で 東京に出るのは反対って それは変よ。
鈴:咲…。
♪
福子:よし。
鈴:いいわよ。
福子:ん?
鈴:東京に会社を作っても構いません。そやかて 私は観音様やもの。
福子:何で急に。
萬平:おはようございます お義母さん。
鈴:おはようございます 萬平さん。
萬平:お義母さん。
福子:萬平さん。
萬平:やっぱり 僕の口から言うよ。お義母さん 僕は決めました。
鈴:私は決めました。
萬平:たちばな栄養食品は 東京に進出します。
鈴:いざ 出陣!
萬平:えっ?
鈴:絶対に勝ちなさい。あなたは 武士の娘の娘の婿なんですから。
萬平:はあ…。
福子:お母さんいうたら もう! 萬平さんも そんな顔せんといて。ハハハハ!
萬平:ハハハハハハ 福子。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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