来年5月31日~6月2日に開催される第68回金沢百万石まつりの「百万石行列」で、加賀藩祖前田利家公役を務める俳優加藤晴彦さん(43)と、お松の方役の女優藤本美貴さん(33)が10日、東京都内で会見した。2人は新元号となって初めての祭りに参加できることを喜び、「肩の力を入れすぎず、支え合っていく夫婦を表現したい」と意気込みを語った。
来年の祭りを利家公の金沢入城時と同じ44歳で迎える加藤さんは「昔の人は現代人より大人びていたかもしれない。凜とした利家公を演じられるようにしたい」と表情を引き締めた。夫の庄司智春さんとおしどり夫婦で知られる藤本さんは、お松の方について「賢く我慢強いイメージ。私の実生活と似ているかもしれない」と笑いを誘った。
加藤さんは雪の兼六園などを挙げ「金沢は日本の四季を思い切り感じさせてくれる場所」と祭りの参加に期待を寄せ、藤本さんも「初めてどっぷりと金沢に滞在できるので、おいしいご飯を楽しみたい」と笑顔を見せた。
行列は1日、金沢駅東広場前から金沢城公園までのコースで行われる。